目まいでふらふらして、左の耳も耳鳴りがある (1月28日の臨床実践塾)

写真①脊椎診をすると上部胸椎がこのように曲がっていた

写真②頭皮鍼と耳周囲に取穴

写真③右足だけに「花骨一穴」をしました
若い方ですが、タイトルのような症状を訴えてきました。
脊椎診をすると、写真①のように上部胸椎が歪んでいました。
この原因は、基本的に「肝からの経筋腱収縮牽引」と診ます。
写真②のように、頭皮鍼(JAA)で水、木、脳、そして耳周囲へ鍼をしてから、下腿への取穴として、写真③のように陰査穴と、右足の「花骨一穴」という、太衝辺りに鍼を4本刺す方法を採用しました。
※ 「花骨一穴」は足裏から刺すのが本流ですが、あまりに痛そうなので、当院では足の甲から刺すようにしています。
それでどうなったかということが問題ですが、一通りの治療が済んでから、起き上がってもらい、ふらふらの状態や耳鳴りの状態を聞いてみました。
「どう? ふらふらは?」と聞くと、
「いいえ」と言ってたような言わなかったような
「耳鳴りはどうですか?」と聞くと、頭を前後左右に振り
「ないです」と言う。
この方のように、たまに1回目で耳鳴りが治る人もいますが、耳鳴りはそう簡単に治るものではありませんので、「誰でも治るんだ」と勘違いしないでください。
発症原因や年齢などでも治り方が違います。
この方は、若いし、脊椎の歪みから「肝」で、脊椎の歪みが頭蓋骨まで波及し、側頭骨で耳管を圧迫している可能性があると思われたので、このように治療をしたわけです。
でも、こういうタイプもけっこういます。
それと、こういう場合は、この人がどんな食品を好んでいるかも関係してきますので、その場合は飲食に関しての指導も必要になります。
詳しくは、 今度の臨床実践塾 でお話しします。
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