「肘関節の内側が痛い!」という場合の治し方と頭皮鍼

どうぞ! ブログに載せるんですよね
昨日、イタリアから関空に着いたアスリートがいまして、関西空港から直行で当院に来られました。
一昨日に、Lineで予約をしてくれていましたので、治療時間に問題はありませんでした。
「どうしたん?」と聞くと、
「左の内転筋の緊張が取れなくて、内転筋の付着部を押すと痛いんです。そして右のふくらはぎがキーンとこむら返りを起こしました。それと、左の肘関節がどうしたのか痛くて痛くて、ボロボロなんです」と言う。
「そうですか。足の問題は簡単に治るので後回しにするとして、肘から治しておきましょうか。2~3分で治りますよ(鍼だけなら1分もかからない)。フェイシングで肘が痛いとなると、練習にも差支えますよねぇ」と言うと、
「肘が痛かったら、ほんと大変なんです」と言う。
というのは、この方はイタリアにフェイシングでスポーツ留学をしていて、日本国内ではかなり上位の成績を収めている方なのです。
それで、ベッドに座位のまま橈骨を調整して、頭に鍼を刺せてもらった。
そこで、
「ちょっと写真を撮らせてもらってもいい?」と許可を得て、スタッフを呼んで顔が写らないようにスタッフの手で顔を隠そうとしたら、
「いいですよ顔が写っても、ブログに載せるんですよね」と言う。
「いいの? 選手として差支えないですか?」と聞くと、
「ぜ~んぜん! むこうでも鍼をしてもらっていましたよ」と言うので、そのまま撮影させてもらいました。
で、選穴のために刺鍼部位を触ると、「いたっ! 痛いです」と言う。
実はこの方法は先日の臨床実践塾でも教えたのですが、頭皮鍼は刺鍼部位がずれると効かないので、刺鍼部位を決定するのにコツがあるのです。
そのコツは文章では現せないので、臨床実践塾で教えているのですが、12月24日にもそれを教えるつもりです。
で、鍼を刺してすぐに、
「どう? 痛み取れた?」と聞くと、肘を曲げ伸ばししたり、触ったりしながら、
「またも新しいマジックやわー。何で?」と言う。
そこで、橈骨と尺骨の付着部の違いを説明して、それから頭皮鍼の話をしたのですが、「うん、うん、うん」と頷きながら話を聞いていましたが、鍼を刺してところを指で示しながら、
「ここを何かで押しても効きますか?」と聞いてきましたが、これは残念ながら他の道具では難しいので、そのことを伝えると、ちょっと残念そうな顔をしていました。
ですから、橈骨を調整して治すように説明しておきました。
それから、大腿の内転筋を治し、右ふくらはぎの調整をして治療を終了しました。
そして帰りには、ばかデカイトランクを開けて、
「先生、これ私がイタリアで好きなポテトチップスなんです。どうぞ食べてみてください」と、ローズマリー入りのポテトチップスを置いて帰って行きました。
えっと、ローズマリーのポテトチップスですか?
彼女が帰った後、すぐに開けてスタッフと一緒に食べましたよ。(^_^;)
美味しかったです。
治療の合間にも食べました。
はい。患者さんをほっといて食べました。(゚c_,゚`。)プッ
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