冷え性の季節(冷え性を治す三温鍼)

第3趾に刺した鍼が「三温鍼」の一部です
三温鍼(さんおんしん)とは、 『人体作成試論奥義書』 に書いた冷え性を治す鍼ですが、そろそろ「冷え性」を訴えてくるかたがいました。
もっとも、夏でも「冷え朱の鍼をしてくれ」という男性がいますが、これは普通ではありませんので、その方を除いた話です。
昨日、女性の患者さんですが、
「先生、かなり冷え性なんですが、冷え性を治す鍼もあるんですか?」
「ありますよ」
「冷え性が治るんですか?」
「今まで、ずいぶん冷え性の方を治療してきましたが、けっこう上手くいきますよ。なんにしても、鍼をしているときから暖かくなってくるので、すぐに実感できるし、1~2回の治療で、冷え性を訴えなくなってくるんです」
「ほんとですか? 聞いたことはありますが」
「やってみましょうか?」
「はい。お願いします」
ということで、冷え性の鍼をしました。
「鍼をしている間に、腰とか、背中とか、お尻とか、太ももの裏とかが暖かくなってきますので、その時は教えてくださいね」とお願いし説いた。
置鍼を10分ぐらいしてからだったと思いますが、ブースに入って、
「どう? どこか暖かくなってきた?」と聞くと、
「腰からお尻辺りが暖かく感じます」と言うので、それで冷え性お鍼の治療は終了した。
この鍼は、これからの季節に活躍する鍼で、冬になると要望がだいぶ増えてきます。
そして面白いのは、この鍼をして、次回来たときには、「冷え」のことを忘れている場合もあるのです。
これは口で説明するより、体験した人から聞いたほうがいいと思いますので、身近に当院で「冷え性の鍼」をしたことのある方がいましたら、聞いてみてください。
ただ、治療師にとっては難点が一つあります。
置鍼をしなければならないので、10~15分時間がかかることです。
ですから、経絡治療を一緒にやるようにしているのですが、後から追加される場合があるので、その時は時間がかかってしまいます。
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