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2017/11/04

左腸骨稜の違和感と右中足骨の痛み! 七星論で解くとこうなる (11月26日の臨床実践塾の準備)


足裏の突っ張る部位



以下のように訴えて来た方がいました。
① 左腰(左腸骨稜)に違和感があり、ぎっくり腰を起しそうな感じがする。
② ストレスで甘い物が多くなったので、それが原因かなと思っている。
③ 右第3中足骨の足底辺りに突っ張りがある。
④ 深呼吸がしにくい

右第3中足骨の足底とは、上写真で、指で示している部位です。
(ブログ掲載をお願いして写真を撮らせて頂きました)
第3中足骨をイラストで示したのが下図になります。
つまり、七星論では、足の趾にも水、金、地、火、木、土という配置があるので、どの指に異変があるかで、どの臓腑に異変があるかがわかるわけです。


足骨と第3中足骨


この骨は、心包(心臓を包んでいる筋肉と考えてください)と関係のあるところですので、「呼吸がしにくい」というのは、心包の関係だということがわかります。
足裏の写真を撮らせてもらった後、
「背中にも痛みがありますよ」と言うと、「えっ?」という顔をしていましたので、背中に回り、第3胸椎を押したら、クッと体が動いた。
(七星論では胸椎にも七星配置があり、臓腑に異変があれば胸椎にも異変が現れるのです)
そして、第3胸椎を押しながら、

「ここ痛いですよね」と言うと、

「痛いです」と言う。

「ここは心臓と関係のあるところで、ちょっと心臓がおかしくなったみたいです」と説明してから、左腸骨稜の原因を知ってもらうために、そのまま上向けに寝てもらって、下降結腸の辺りを探ってみました。

あった!

左下腹部にゴリっとしたのがある。
下降結腸の異変です。
そこを押しながら、
「これも痛いですよね。これがぎっくり腰になりそうな感じの原因なんです」と説明して、軽く押圧をしてそこを解しておいた。

確認はそれぐらいにして、今度は治療です。
足趾の痛み、呼吸のしにくさ、背中の痛みは、「地:心包・三焦」が病因になっていることは、今説明した通りですが、「ぎっくり腰になりそう」というのは、どのように考えたらいいのでしょうか。

たとえば、心包・三焦に異変が出ると、三焦は「消化器系」とも診ますので、消化が上手くいかなくなるわけです。
となると、大腸の機能も低下していることになり、下降結腸に異変が出てくるわけです。
下降結腸に異変が起こると、その異変は周囲の組織にも波及され、筋肉や膜などに異変が出てくるわけです。
それが、下降結腸を押した時のゴリっとした感じになるわけです。

と言うことは、心包をメインに治療すれば、全て解決できるということになりますので、心包を狙って治療することにしました。
さて、「心包の治療」と言っても、いろいろな治療法がありますので、どの方法を選ぶかは、その治療をする人によります。

とりわけ、今回は「頭皮鍼なら1本の鍼で治せる」と思ったので、頭皮鍼をすることにしました。
そして、頭蓋JAAでの「臓点・心包」に1本鍼をしました。

鍼をして間なしに、
「はい。足裏を触ってみてください。痛みは消えているはずです」と言うと、足を挙げて指で押してから、
「あ、ほんとですね。痛くないです」と言ってくれた。
それから背中の痛かったところを押して、痛みがあるかどうかを聞いたら、
「ありません。ええーっ!」と驚いていました。

驚きついでに
「腰も確認してくれませんか」と言うと、腰をひねり
「ないですね。変な感じはなくなりました」と言いながらニコッと笑っていました。

これで終わってもいいかも知れませんが、
「鍼を1本打っただけ」なので、これで
「治療費をください」とは言いにくい。(^_^;)
そこで、再発を防ぐために、経絡治療をしてから治療を終了しました。

この方は治療法には精通しているし、治療のポイントを話しておきましたので、この1回で治療は終わりだと思います。
つまり、同じ症状で当院に来ることはない、ということです。



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