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2017/10/28

空咳が止まらない。内科や耳鼻科へ行っても変わらず。頭蓋JAAの「臓点」がポイント 


手指鍼での咽喉の反射区への刺鍼



顖前・百防と「臓点」への刺鍼



問診で以下のようなことを話していたようです。
「8月頃にあった空咳がまた出てきた。病院にも行ってみたが特に問題はなく、薬をもらったが治らなかった。耳鼻科にも行ったが変わらず。時々左胸に押されるような痛みがある」

問診したのをそのまま転載したのですが、この問診内容を読んで、即座に「心か心包が原因だろう」と考えることのできた方は、診断と治療に慣れている方だと思います。
これからの季節に増えて来る症状ですが、そういう症状は、生活や仕事にに支障が出るので、早く治めてあげなければならないと思います。。
が、診断を間違うとなかなか治せないものです。

それぞれの治療師が、得意の診断法を持っていると思いますので、どの診断法でもいいのですが、この方の場合は「心か心包」が原因と考えたほうが「即効的に治すポイント」になると思います。

というのは、咳は、「呼吸器系」と考えがちですが、それは現代医学の考え方だと思います。
例えば肝臓が腫れた場合だと、肝臓が横隔膜を押し上げて肺を圧迫し、肺が元に戻ろうとして咳が出る場合もありますし、心臓が一時的に肥大したために、心臓が肺を圧迫して咳が出る場合もあるからです。
その他にも、気管支の問題や、脊椎の歪みが原因の場合もありますが、この方の場合は、心か心包に絞って考えたほうがいいようです。

脈診をした後、確認のために左脇下を押すと痛みがありました。
押す前からわかっていたのですが、本人に認識してもらうのが目的です。
左脇下だけを押すと認識が甘くなりますので、右脇下も押して左右を比較させて、右脇下は痛くないことを確認させます。

そこまで確認してもらってから治療に入るのですが、左脇下の痛みは「指標」になりますので、これは絶対にやっていたほうがいいです。
この方の場合は、咳が止まり、声が正常になり、
「咽喉に薄い膜が張ったような感じがあったのですが、それが取れて楽になりました」と言っていました。
ですから、治療後の確認はしませんでしたが、まだ症状が残っていると思われた場合は、左脇下の痛みが消えたか、軽くなったかを確認してから治療を終了します。

さて治療になるのですが、先ずエネルギーの流れを良くするために、七星論での顖前・百防へ刺鍼して、それから頭蓋JAAでの「臓点」という部位に刺鍼します。
この時点で(刺した瞬間から)、左脇下の痛みは軽減されています。

その後に、中指の「咽喉の反射区」に鍼をしたのですが、鍼に慣れてない患者さんなら、千年灸のような温灸を使うほうがいいと思います。
この部は、咽喉に異常があると、軸方向に沿って、筋が張った感じがあるもので、酷い時には、「ハリ金が入っているような感触」があるものです。
それがあったらシメタものです。
それを緩めれば咽喉の症状が治まるからです。

と言っても、中指のスジを解して治療を終了したら、すぐに(多分30分~1時間ぐらい)再発します。
ですから、根本的に治療するには、その根元となったところ(この方の場合は心包)を整える必要があるわけです。

根元となっている臓腑の整え方は、それぞれに違うと思いますので、それぞれのやり方でやったらいいと思います。

ただし、頭皮鍼の場合は即効性はありますが、持続性は少ないので、頭皮鍼だけで済ませるのはどうかと考えています。
そして、私のところでは、必要に応じて家庭療法なども教えています。



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