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2021/10/12

スクレラの変化で治療効果を知る : 君子和して同ぜず

この「診断即治療」は、 gooブログ にも転載しています。




スクレラが変化するのを見て自分の技術を確認します



上の写真は、
「朝、起きる事ができない」という人のスクレラ写真ですが、右側の写真を撮影した時には、スッと起きられるようになっていました。
どこが変化したかは説明しなくもわかると思います。

ここで大切な事は、症状と変化を確認する事ができる事です。
脈診は、その場だけの診察になるので、脈診では比較ができません。
しかし、血管の変化は、血流の変化なので、時間経過で変化を観る事ができます。

血流の変化や血管の変化は、比較的短時間で観ることができますが、虹彩は年単位でないと変化がわかりません。
それは、虹彩が変化するには「組織」が関係しているからです。
つまり、「構成している組織の変化」になるので、時間がかかるのです。

鍼灸のテクニックを使うと、その場でパッと変化させるのは難しくないことです。
しかし、それで「治った」とは言えません。
病気が治るのは、

① 機能が変わる
② 基質が変わる
③ 病気が治る

という順序だからです。
仮に、腕が痛かったとしたら、その場で痛みは取れてもせいぜい90%ぐらいです。
つまり名残があるわけです。

「それでいい」と考えるのは患者さんレベルです。

治療師なら、「根本的な原因」まで治める必要があると思うのです。

その為に、今回は「レーザー治療器の検証方法」として、スクレオロジー(白目分析)を使うことにしたのです。
それには、「鍼灸治療の影響のない状態」でやらなければならないので、ちょっと手間が要ります。
しかし、手間は掛ければ掛けるほど精度が高くなるし、価値が出てきます。

最近では、レーザー治療の予約を入れてくれる方も出て来ましたので、今後はその方々の許可があれば、スクレラの変化も示すことが出来ます。

これからの鍼灸治療は、こういう「証拠」(エビデンス)を出さないといけないと思うのです。
単に、「あれが治ったー」「これが治ったー」では、同じているだけです。

論語に、
【君子和して同ぜず、小人同じて和せず】ろいうのあります。
つまり、「立派な人物は、他人と仲よく付き合うが、安易に同調はしない。つまらない人物は、他人に安易に同調するが、けっして仲よくは付き合わない)」ということです。

鍼灸師は、君子を目指して欲しいと考えているのです。
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