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2021/08/25

ドーパミンへと不安、依存、震え

この「診断即治療」は、 gooブログ にも転載しています。




前頭前野と側坐核



ドーパミンは、快楽物質」とか「愛情を作る物質」などと、多くの人が興味を引きそうな解釈がなされています。
そして先日も書きましたように、ドーパミンには側坐核を舞台として、生体にとって良い行動をプラス評価して学習や記憶をさせる作用があるとされています。

ここまではいいとして、ドーパミンはいいことだけではないのです。
ドーパミンは、実は「前頭前野では不安を感じさせる作用」を発揮することや、「薬物依存症での病態中心」となっているのです。
ですから一言で「快楽物質」と決めつけるのは感心できないわけです。

ドーパミン神経系の働きとしては、「中脳黒質緻密部」から「尾状核・被殻」への投射経路を通じて、「線条体の運動機能調節に寄与する作用」があげられます。
この機能が障害されるとパーキンソン病に見られる振戦・硬直・無動等の運動障害を引き起こすと言われています。

中脳黒質緻密部の内側に広がる「腹側被蓋野」からのドーパミン神経系は、「扁桃体・嗅結節・側坐核・帯状回」への投射経路を通じて、情動的な行動選択に対して、報酬回路としての役割を果たしています。

つまり、選択された行動が生体にとって有利であった場合に、腹側被蓋野からのドーパミン神経系が興奮信号を送り、その行動をプラス評価して学習・記憶させるというわけです。
人に褒められた時や高い評価をされた時と一緒ですね。(^_^;)

たとえば、ラットの腹側被蓋野からのドーパミン神経の走行経路上に微小電極を埋め込み、スイッチを入れて電気が流れるような実験系を作ると、ラットは、餌などの具体的な報酬が何も与えられなくても、永遠にスイッチを押し続ける行為を繰り返すことからも確かめられています。
人も褒められると、つい同じ事を続けてしまいますよね。

このときにラットがは快楽を感じているのかどうかはわかりませんが、一般的な解釈としては、腹側被蓋野の 神経系が、ドーパミンという快楽物質を脳に送り込んでいると考えら荒れているわけです。
ちょっと難しくなってきましたが、ご勘弁を!!!

最近、このようなドーパミンの働きと腸が関係しているのではないかと、ある食品でテストを行っています。
私の悪い虫が動き出してきたようです。(^_^;)
その実験は、29日(日)の臨床実践塾までには結果を出すつもりでしたが、間に合いそうにありません。

ですから、今度の臨床実験塾では「途中経過」の話になると思います。
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