FC2ブログ
2021/06/25

七星鍼法は論理的(8): 経絡の始まりはどこ?

この「診断即治療」は、 gooブログ にも掲載しております。



任脈・督脈の流れ



鍼灸治療には、「経絡」というものがあり、それを利用して診断や治療を行うのですが、「経絡とは何ぞや」という答えは、「人体の表裏を流れるエネルギーのルート」と考えたほうが良さそうです。
たとえば、上のイラストは「任脈」「督脈」を表したものですが、督脈は百会から下降して尾骨にいきます。

と言うより、「尾骨を通って胞中に入り」とした方が正解かも知れません。
胞中とは子宮中のことで、男女の精を蔵する場所です
そこで新しい命の誕生があるわけです。
つまり、「人間の出発点」になるわけです。

それから恥骨部を通り、腹部、胸部を巡って口中に入るのを「任脈」と呼んでいます。
それを表したのが上のイラストになるのですが、この図の特徴は、百会で前後に分かれ、ひとつは前頭部に流れ、一つは背中に流れています。

この流れの解説が「七星論での経絡図」の特徴です。
もしも、この流れを解くことができなかったら、頭蓋骨の球形や、肋骨が背中では斜め下に、胸部では斜め上に向かっている理由が解けなかったと思います。

つまり、経絡(エネルギー)は、百会から入り、背中を通り胸腹部を通通り、口中に入り、「顖会」から放出されるとかんがえているわけですが、これを考えたときに、教科書に書かれた任脈・督脈への不満が解決されました。

理由は、教科書を読むとわかりますが、経絡の「起点」と「終点」が明確に示されてないからです。

経絡学説では、任脈・督脈は「奇経」に含まれていますが、私は「プライマリーライン」(最初のライン)と考えています。
つまり、任脈・督脈から経絡が始まったというわけです。
そうでないと、「経絡は肺経から始まる」と言われても、適切な解説はできないと思うからです。

経絡の流れは、この後に書く「骨格の形成」を観ると、「論理的」な意味が解ると思いますので、そちらで説明します。
関連記事