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2021/06/16

七星鍼法は論理的 (1) :たとえば皮膚疾患

この「診断即治療」は、 gooブログ にも転載しています。



肩髃穴



「肩髃」のツボの位置は、肩関節の前方で、腕を真横に上げたときにできる前側のくぼみにあります。
その効能は、「五十肩」や「皮膚疾患」に使われます。
五十肩に関しては、「肩の痛み」なので、そのまま患部に刺鍼するという初歩的な考え方だと思うので、鍼の打ち方としては「素人」と一緒と考えます。

そして、「肩髃穴」というのは、
① 蕁麻疹
② 汗疹
③ 発疹性の皮膚病

等にも使われます。
しかし、なぜ治療効果があるかは全くわかっていないようです。
だから、皮膚疾患にこのツボを使う鍼灸師は、「まる暗記」で使っていると思います。

七星鍼法での皮膚疾患治療には、このツボはあまり使いません。
少なくても私は使った記憶がありません。
何故なら、もっと効果的なツボや治療法があるからです。

たとえば、肩関節は、七星論で考えると、「水=腎・膀胱」になります。
そして、経絡で考えると「陽明大腸経」になります。
つまり、水(腎・膀胱)と大腸の治療をすることになるわけです。

腎と大腸は、皮膚疾患が起こる時の原因臓腑ですので、七星鍼法では、腎の治療点と大腸の治療点を使うわけです。
理由は、「肩髃」では皮膚疾患への治療効果が少ないからです。

「本に書かれているから」とか、「〇〇先生が言っていたから」なんて治療をするのは感心しません。
「何故そのツボが効くのか」も考えながら治療を進めてほしいと思います。
それが、自分の成長につながると考えるからです。

我々臨床家は、「いかに早く治すか」を常に考えますが、「何故治るのか」も同時に考えてほしいと思います。
「古典文献に書かれていたから」と臨床をするのは、患者さんで実験をしているようなものです。 
「何故治るのか」を説明することで、自分も成長していくと考えるからです。

ちょっと厳しいかな。(^_^;)
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