歩くと足額部(足趾の付け根)が痛くて、首から肩も凝って痛い

左足の囲んだところが歩くと痛い

七星論での足裏への七星配置
タイトルのようなことを訴える方が来られました。
肩を触ると、ほんとにガチガチに凝っていました。
しかし、肩は触りません。
足裏を見ても、表面上は問題がない様子です。
そこで足裏への七星配置を考えるのですが、そこは「目や肩」と配置してあります。
しかし、そこも触りませんでしたが、ブログのネタとして撮影だけさせてもらいました。
次に、側頭部の「地:心包・三焦」に関係する部位を指で探ってみますと、
「痛い、痛い!」と言います。
強く押したわけではありません。
左の側頭部だけ痛がり、右側は何ともありませんでした。
これは七星論での頭部への七星配置から考えると、わかるのですが、右側の症状は右の頭部に現れるからです。
つまり、頭部への七星配置は交差がないわけです。

頭部への七星配置
そこで、痛みの出た頭部へ1本針をさせてもらいました。
そして、
「肩の痛みはどうですか?」と聞いたら、肩を上げ下げして、
「あら、痛くないです」と言うので、今度はベッドから降りて歩いてもらいました。
「どうですか足裏は?」
「あら、痛くないです。オホホ、、、。何でですか?」
「う~ん。実はその痛みのある趾の付根は肩と関係があるのです。そして、肩と趾の付根も関係があり、鍼をしたところと肩も関係があるのです。ですから、頭に鍼をしたら痛みが取れたわけです」と説明しました。
鍼灸師にこのような説明をしても、わからない人が多いので、多分この方もわからなかったと思いますが、「なんとなくわかりました」という顔をして頷いていました。
そして、治療の途中で、
「ここへ来ると、体も楽になり、いろいろなことも教えてもらえるので嬉しいです」と話してくれました。
「頭への鍼」と聞いて、「何だろう?」と思った方も多いと思います。
実は、最近になって、また「頭蓋JAA」の研究をしているのです。
「頭蓋JAA」 とは、「頭蓋関節調整鍼」という意味で、頭部に鍼をして治療する方法ですが、このテクニックは瞬間的とも言えるほどの速さで痛みが取れてしまうもので、現在でもたまに使っています。
しかし、3~4年前に開発したこの「頭蓋JAA」は、今一つ「診断法」が確立できてなかったし、センスが問われるテクニックでした。
そこで今回、あるヒントがあって、センスを問わない「診断法」を思い付いたので、再び炎上させることにしたのです。(^_^;)
もう既に、その診断法を臨床で使っているのですが、なかなか面白いです。
診断法が簡単なのです。
指で探って、痛みのある部分に鍼をすれば結果が出てくるのです。
新しい「頭部の地図帳」を作るには、2~3ヶ月はかかると思いますが、やり方がわかりましたし、既に使っていますので、そんなに永らく待たせずに発表できると思います。
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