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2021/04/08

七星鍼法の魅力(Part8) 陰陽の概念

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骨を陰陽で観る



コンピュータは「0」と「1」で動かしていると聞いたことがあります。
あの複雑な動きも「0」と「1」で構成されているというのです。\(◎o◎)/!
しかし、考えてみると、森羅万象は全てが「0」と「1」に分解されるかも知れません。

その「0」と「1」を、「陰」と「陽」という言葉に置き換えますと「易」になります。
東洋医学では、物事を「陰陽」で代替しますので、この文章でも「陰陽」で解説していきます。
つまり、「0」と「1」を「陰」と「陽」に置き換えるだけですが、「プラス」と「マイナス」に置き換えてもいいです。

たとえば、鍼灸には経絡があり、「手の太陰〇〇」とか「足の陽明〇〇」として、臓腑との関係を説明しています。
その経絡の流れは、
① 陽経は下降
② 陰経は上昇

と決められています。
それを骨格の構造で観察すると、上図のように、下降する骨と上昇する骨があります。
陽の部分(背中)にある骨は下降し、陰の部分(胸部)にある骨は上昇していますので、納得できます。

ただ中医学では、
① 陽は上昇
② 陰は下降
と定義して話を進めていくので、経絡の陰陽とは逆になり混乱してしまいます。

それは、火は陽性で、燃えると上昇するので、「陽は上昇」とし、
雨は冷たくて空から落ちてきて、地中に入ってもなお下に浸透していくので、「陰は下降」とされています。
さらに、別の説明では、お風呂のお湯は温めると上昇し、冷めると下降するという現象も含めて説明されています。

多くの人は、ここで混乱を起こすはずです。
何故ですか?

私も混乱しましたが、この判定の仕方は、「変化の激しい物質で陰陽を決定したからだ」と考えたのです。
事実、東邦大学理科学部の実験によると、
「物質は燃えると四方八方に拡散する」という結論を出しています。

つまり、「火は(陽)は上昇ではない」ということです。

次に、「雨は空から落ちてくる」ということですが、水分子で考えると、水分は上昇もします。
水分は上昇して空に行き、そこで雲になります。
そして重たくなると、雨となって降ってくるのです。
つまり、循環しているわけです。

ですから、変化の激しい物質で「陰陽」を決定するのは、後日に矛盾を生じさせることになると考えたのです。
ですから、陰陽を決定するには、その物質の形や性状、変化などを見て決めるべきだと思うわけです。
その為には、定理を決めて実験をするといいと思います。

定理とは、デジタル大辞典によりますと、
【ある理論体系において、その公理や定義をもとにして証明された命題で、それ以降の推論の前提となるもの。】
となっています。

それが、これから話す「推論」(七星論)の前提になるわけです。
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