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2017/09/20

手関節の調整は筋肉調整でも経絡治療でも行えます (9月24日の臨床実践塾)

この記事は 臨床実践塾の内容説明 です。

手関節2

    手関節の構造

文字が小さくて見えにくいのですが、手関節の調整は肘関節、及び上橈尺関節、下橈尺関節を同時に調整する必要があります。
手関節の場合は上肢の伸筋が影響している場合が多いからで、上腕の後ろの筋力が少なくなって、手関節に負担をかけて手関節を歪めていることが考えられるからです。
ですから、手関節を調整するには、肩関節、肘関節、橈尺関節、そして上腕三頭筋も調整する必要があります。

具体的には、肘関節の上橈尺関節、手関節の下橈尺関節の捻れなどを調べて、その調整からするといいのですが、意外に多いのが手首の背屈困難で、この場合は、上腕三頭筋も関わっていますので、その調整も行います。

上腕三頭筋
    上腕三頭筋

方法は、腕を伸ばし、手首を背屈させて、術者は「背屈させないように」抵抗を加えます。
そのまま10秒ぐらい維持してから、力を抜くこと3回~5回。
その方法を行なってから、手関節の動きを確認してください。
※ 手関節の腱などに損傷がある場合は、この方法では治りません

そして、上のイラストを見るとわかると思いますが、親指側に「金:肺・大腸」、中間辺りに「地:心包・三焦」、小指側に「火:心・小腸」と書かれています。
これは鍼灸での経絡で、この部が「原穴」と言われる所で、「病が現れるところ、及び病を治療するところ」という解釈をします。

つまり、これらの経絡に関係のある臓腑の異変で手関節の歪みを作っている場合もあるわけで、その場合は、それらの経絡を使って治療することができます。
いや、それらの臓腑が原因でなくても治療できる場合もあり、多分、多くの鍼灸師がその方法も併用しているのではないかと考えています。

しかし、実際には、その部位に鍼灸を施すのではなく、募穴や腧穴、或いは特効穴を使う場合が多いので、そこに鍼灸をすると考えるのは、早合点です。
ですから、最初に筋肉を調整してから、臓腑の治療としてそれらのツボを使ったほうが利口というものです。

そして、手関節に異常が発生した場合は、多くが、手根骨の舟状骨、月状骨、三角骨のいずれか、或いはいくつかに歪みを作っていますので、その場合は該当する手根骨を上下・左右・捻転を調整してから、橈骨手根関節や手根間関節を動かしてみます。
関節を動かす方法は、術者の手で、患者さんの手を、握手をするように握って、前後、左右、捻転と動かしていきます。



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