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2019/04/20

歩くと足の甲がピキッと痛い! 

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一点を狙って多くの鍼を打つ方法 



4月の臨床実践塾(スタッフ講習)は、おもしろい関節療法の手技で大技を行うつもりでしたが、連休の予定をスタッフに聞いたところ、「休みたい」という顔をしていましたので、4月の臨床実践塾はお休みにすることになりました。
当院に勤めてまだ1か月にもならないのに、かなり忙しい(厳しい)想いをさせてしまったので、ちょっと休憩してもらうことにしたのです。

と話は変わりますが、

「歩くと足の甲がピキッと痛くて歩けなくなる」という方がいました。
経絡で言うと、肝経と胃経辺りで、解剖では「第二中足骨辺り」になります。
でも、そこを触ると痛がります。

最初にそれを聞いたときに、他の症状や脈診からして「肝かな」と思い、肝経の治療をしたのですが、治りません。
次いで、リスフラン関節を中心に筋骨の調整をしました。
しかし、治りません。




リスフラン関節


その時思い出したのは、足の骨が溶けた患者さんです。
その患者さんは、
「踵骨が溶けていて、痛くて歩けない」と話していました。

で、その経験を、その患者さんに話し、食養生をしてもらうことにしました。
きのうで3回か4回の治療になります。
しかし、「まだ痛い」と言います。

そこで、ゆっくり足の筋骨を探っていったら、第二中足骨の外側に、ほそ~い、ほんとにほそ~い、糸のようなものが感じられるのです。

「しめた!」と思い、

「確信はないのですが、ここにたくさん鍼を刺してもいいですか?」と聞くと、

「はい。やってください」と言う。

そこで、上の写真のように中国でいう「齋針」(集鍼)という手法で鍼をしました。
痛みが取れました。
立って足踏みしても痛くないと言います。
これで何とかメンツを保つことができました。

そこで、
「これをブログに載せてもいいですか?」と聞くと、

「はい」と言います。

「再発の可能性も有るので、再発しない間にブログに載せておきたいのです(笑)」と言うと、

「あはは、いいですよ!」と言ってくれましたので、掲載させて頂きました。(^^;)
2019/04/17

5月の連休:ごめんなさい m(__)m




5月1日から8日までは休診とさせて頂きます 



5月の連休をどのようにするかといろいろスタッフとも相談していましたが、新しいスタッフとも相談した結果、当院も連休にさせてもらうことにしました。
ご不便おかけ致しますが、よろしくお願い致します。

治療院と直接関係はないのですが、年号も変わるので、そのお祝いも兼ねて上のカレンダーのように休ませていただくことにしましたので、よろしくお願い致します。

5月1日から8日まで休診になります。

しかし、私の連休の予定は、ビデオ編集ですので、急患は受付ます。
急患の場合は、治療院に留守録をしていただくと、こちらから電話させて頂きます。
ただし、準備に1時間かかりますので、早めのご連絡でお願い致します。
2019/04/16

『病気治し入門』の復刻版出版の予定

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病気治し入門(治療おもしろ珍道中) 



1990年に出版した本ですが、何人もの方から「再販しないの?」と尋ねられました。
と言うのは、当院の待合にその本を置いて、患者さんが手に取って読めるようにしてあったからです。

もちろんスタッフもその本を読む事ができるので、先日退社した早川先生も、

「この本は何で再販しないのですか?」と聞くので、

「う~ん、何人もの方からそのように言われるのですが、もうデータもないし、打ち込むとなると時間がないのです」と応えました。すると、

「私が打ち込みましょうか」と言うのです。

「えっ? 大変な仕事ですよ」と応えたのですが、

「大丈夫です。やっていいですか」と言うので、

「何人もの方から言われているので、打ち込んでもらったら嬉しいのですが……」と応えました。

で、治療の合間に早川先生がちょこちょこ打ち込んでいたのです。
でも、その打ち込みを始める前に退職を申し出ていましたので、
「間に合わんだろうなー」と考えていました。

しかし、しかしです。

「残りは家でやります」と退職後もずっとやってくれたのです。そして先日、

「できましたので、データを送っておきました」とメールが入りました。

やっぱりこの方は「君子」です。
何故かと言うと、
「この本を患者さんに読んでもらえば、患者さんのためになると思いますので……」と話していたからです。

論語で云うところの「君子」とは、「相手(他人)のことを優先して考え、世のため人のためになることを行う」人のことを言うからです。
ですから早川先生は君子ですね。

その早川先生の意思に応えるためにも、この本を再版することにしました。
出版のスタイルはまだ決めてないので、これから検討していきます。

現在私は、
① 新しいホームページの制作
 作業は業者さんに頼んであり、私はコンテンツ作りです

② そのホームページに載せる動画の編集
 これが時間かかる

③ 新しいスタッフへの講習
これをしないと日々の治療に差し障りがる

と、時間のかかることが多く、Facebookも「お知らせ」がある人だけに「いいね!」を押すぐらいしかできない状況ですが、この本の校正や出版形体などは早めにしようと考えています。
2019/04/15

肩関節の可動域制限と脊椎および菱形筋

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胸椎1個が左に捻じれている 



肩関節の可動域が制限されている方は多いのですが、このような場合は肩関節調整で治まらない場合があります。
そんな時に上部胸椎や下部胸椎の歪みも診るようにしています。

先日、
「肩関節を動かすと痛い」という方が来られました。
この方は、何か月か前に「肩関節を動かすと音がする」と言っていた方でしたので同じ原因かなと思い、同じように調整したのですが、痛みは取れません。

「あれっ?」と思いながらも、時間があまりなかったので、
「経絡を整えれば治まるだろう」と経絡調整の鍼をして他のブースに行きました。
で、戻って来て抜鍼してから確認すると、腕を挙げて痛そうな顔そしています。
そこで、手技療法で肩関節と肘関節の調整をしたのですが取れません。

七星論で考えますと、肩関節は「水=腎・膀胱」になるのですが、筋肉の構造上肘関節が影響している場合があるので、肘関節まで調整したのです。
でも、軽くはなるものの治まりません。

そこで、再度脊椎診をしましたら、なんと上部胸椎で1個の胸椎が左にズレているのです。
(上の写真を参考にしてください)
「これか!」と思い、手技で、その胸椎を調整しましたら、先ほどよりも楽になった様子ではありましたが完全ではありません。

一般的には、筋肉を狙って調整すると、その場は治まっても再発しやすいので、私は骨格と臓腑を整えるようにしています。
骨格を調整すると、それに連なる筋肉も整うし、骨格に影響を与えている臓腑も整えることで再発を減らすことができるからです。

「骨格に影響を与えている臓腑」と聞くと、疑問に思う方もいると思いますが、七星論では脊椎1個1個が臓腑との関係を示してあります。
何故かと言うと、背中のツボには、脊椎の高さに合わせて、肺兪、心兪、肝兪、脾兪、腎兪、膀胱兪などと、その臓腑の反応点(ツボ)が示されていますが、脊椎はあるのに、ツボがないのもあるのです。

これは非常に疑問に思いましたので、七星論でそれを解いていったのです。
それが拙著  『人体惑星試論奥義書』  に示した背部兪穴への七星配置で、このブログにも何度か書いてきました。

話が少し逸れてしまいましたが、この方の肩関節を治すために、

① 臓腑は整えた

② 脊椎(骨格)も整えた

しかし、軽くはなったものの、完全には治まらない。
となると、「筋肉?」と考えました。
臓腑を整え、骨格を矯正しても治まらないというのは、めったにないことだからです。

しかし、そんなことは言っていられませんので、菱形筋を調整することにしました。
菱形筋を調整した後、
「どうですかね?」と聞くと、腕を挙げて笑っています。

「どう?」と聞くと、

「治りました。違和感もありません」と言う。

「それなら最初から菱形筋を整えたら良かったのではないか」と考える人も多いと思いますが、もちろんそれでも軽くはなったと思います。
しかし、根本的なところから整えるようにしているので、臓腑を整え、骨格先にを整えたわけです。

普通は、それで治まるからです。
この方の場合は、ちょっと手こずった稀な臨床です。
2019/04/14

左手首の近くが痛いときの治し方 (七星論での脊椎診)

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「ここら辺が痛いです」 



写真のように、手首に近い部分が痛いと訴える方が来られました。
でも、はっきりと「ここ」という部位ではありません。
ですので、経絡での小腸経か心経かもわかりません。

こういう場合は、筋骨が絡んでいる場合が多いので、痛みのある部位で臓腑を特定する必要はなく、脊椎の歪みで判断していきます。
臓腑の変調で痛みが出る場合は、その経絡上に異変が出ますので、経絡が特定できない場合は、「七星論での脊椎診」(脊椎の歪みで臓腑の異変を判断する方法)で脊椎の歪みを観て、脊椎診の結果で臓腑を特定したほうがいいわけです。

この方も、触られるのも嫌がるほど痛そうでしたので、背中に回り脊椎診をしました。
肝臓からの経筋腱収縮牽引が顕著に現れ、上部胸椎が右に曲がっています。
そこで、本人にも肝臓との関係であることを知ってもらうために、六臓診のやり方(六臓の異変を体表の反応で診断する方法)で、肝臓部を軽く叩きました。

痛そうです。(^_^;)

そこで、
「この手首の痛みの原因は、肝臓にあるようなので、肝臓の治療が必要のようですよ」と言うと、

「やっぱり!」というような顔をしていました。

何が「やっぱり」なのかと言うと、
肝臓が傷む原因を自覚していたわけです。
そこで、手技療法で、軽く脊椎を矯正して、

「どうですか?」と聞いたら、

「うん、うん、だいぶ楽です」と言う。

「だいぶ楽です」では、ほぼ確実に、短時間で再発しますので、経絡で肝経を整えたり、肝臓のツボに千年灸をしたりしました。
しかし、私が診ると、まだ完全ではなかったので、巨鍼を使うことにしました。
巨鍼の後は私も納得できましたので、それで治療は終了しました。

ここで、気を付けてほしいのは、痛みのある部位には一切触ってないことです。
つまり、肝の治療と脊椎を整えるのが主になったわけです。

これは非常に大切なことで、下手に痛みのある部位に手技療法や鍼灸などを施すと、
「その場」で痛みが軽くなることです。
それで、痛みが軽くなったからといって、治療を終了すると、すぐに再発してしまいますので、常に病因を追究してほしいと考えたほうがいいと思います。

で、その痛みが出た原因ですが・・・、「アルコール」でした。(^_^;)
私も3年前まではよく飲んでいましたので、「隠れてお酒を飲む方法」などを大笑いしながらお話しました。

ああ、久しぶりに大笑いした。

ただ、話の内容を書くと、「彼」や「隠れて飲んでいる人」の家族との問題がありますので、ここには書けません。
ま、ないと思いますが、仮に彼や隠れて飲んでいる家族がこのブログを読んだら、隠れて飲む事ができなくなるからです。(^_^;)
2019/04/12

太ももの前外側(右前側で外側辺り)が痛い

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黄色に塗った部分が痛みのある大腿前外側 



新しいスタッフが来たので、いろいろやることが多い上に、ビデオ編集なども重なって、ブログを書く時間がなくなってしまいました。
しかし昨日は、興味深いと思われる患者さんが来ましたので、ブログに書き留めておくことにしました。

上の写真で黄色く塗った部分に痛みが出ると言うところです。
経絡で考えると「胃経」になるのですが、脈診では胃経に変調はありません。
となると次に考えるのが骨格の歪みです。

このような症状は、骨格矯正鍼を使うと即座に取れるのですが、本人にも病機(病気の発生、進行、変化のメカニズムのこと)のことを知ってもらう必要があるので、その点を解説してから治療にかかりました。

何故、本人にも病機を知ってもらう必要があるかと言いますと、再発を防ぐためです。
この方は、何度も当院に来られていますので、二言三言で理解して頂きました。
結論を言いますと、肝臓の疲労が脊柱起立筋や腰方形筋に影響を与え、それらの筋肉が腸骨を引き上げて仙腸関節に歪みを作ってしまったのです。

ですから、仙腸関節を整えても、脊柱起立筋や腰方形筋を整えても、症状は軽くなります。
しかし、治ったではありません。
軽くなるだけです。
治るというのは、「再発が出ない状態まで治めること」と考えているからです。

ではどうすればいいのか。
答えは肝臓を整えることです。
と言っても、肝臓を整えるにはいろいろな治療法があるので、それはその治療師が勉強してきたことに関わります。

で、この方の治療は、経絡を整えて(整えなくても良かったのですが)、それから肝臓を整える治療をしたのです。
ここで手法を書くと、影で批判される可能性があるので、詳細は省きますが、治療の後には、完全に痛みは消えていました。
2019/04/09

糖質制限食で心房細動リスク上昇か



これは普通のレストランでの料理です 



今朝の 『ケアネット:ニュース』  で、『糖質制限食で心房細動リスク上昇か』というニュースがありました。
記事によると、
「この研究は、米国立衛生研究所(NIH)が地域住民を対象にアテローム性動脈硬化症リスクを検討したもので、研究開始時点で心房細動がなかった男女約1万4,000人を対象に、1985年から20年以上にわたり追跡したデータを分析し、平均で22年間の追跡期間中に約1,900人が心房細動を発症した。」というものでした。

この研究で、「これらの因果関係が証明されたわけではないが、糖質制限食が健康に悪影響をもたらす複数の要因を挙げている」とし、以下の理由を挙げています。

① 糖質を制限すると体内の水分が排出されて短期間で減量できるが、同時に脱水状態にも陥りやすく、これが心房細動を引き起こす可能性がある
② 糖質制限食は電解質異常をもたらし、心臓の拍動リズムにも影響する可能性がある

そして、研究者はさらに、
① 糖質制限食を取り入れている人たちでは、炎症の抑制に働くとみられる野菜や果物、穀類の摂取量が少ない傾向にある
② これは、「心房細動に関与する炎症レベルが高いのではないか」と推測している

そして、この研究に関与していない米ノースウェル・ヘルスのEpstein氏は「糖質制限を行っていた理由も重要だ」とし、糖尿病は心房細動のリスク因子であるが、糖尿病患者は血糖コントロールのために糖質制限を行っている可能性があると説明し、糖質制限食を擁護するような意見を述べています。

詳細は 『ケアネット:ニュース』  を読んでもらうといいのですが、当院に来られている患者さんを見ていると、糖質制限をしている方の体、特に腹部が硬く、便秘を伴っている場合があります。

この「体が硬い」という状態は、「血管が硬い」と考えることができます。
たとえば、全く動脈硬化のない赤ちゃんは、体がとても柔らかいのですが、四十代、五十代、六十代とだんだん体は硬くなってきます。
つまり、動脈硬化は加齢に伴って進行していくのですが、それが体の硬さと比例していると思われるのです。

そういう観点に立つと、個人的に「糖質制限食」には賛成できません。
「太る」「痩せる」という問題だけで食べ物を選ぶより、「健康で生活する」のを目的に食材や食事内容を選んだほうがいいと考えるわけです。

現代は、多くの業界で多種多様な理論が展開されます。
こと「健康」に関しては、テレビで毎日何かの健康法が放映されますので、どれが本物かわからない時代です。
そんな時にいつも考えることは「歴史で看る」ことです。

特に栄養学なんてものは、歴史を見ないで信じるのは「危険」だと考えます。
「動物実験で上手くいったから人間で上手くいく」とは限りません。
この「糖質戦減食」(ローカーボダイエット)は、Wikipediaによると2003年頃にブームになった「アトキンスダイエット」というものです。

ところが、アトキンスは2003年に転倒による頭の強打で昏睡状態を原因として死亡するのです。
そして、死亡時に心臓病であり、さらに体重が116kgあったという発言に対し、死亡する9日前には89kgであったと弁明がなされた。
通常の食事バランスではないため、健康上の問題を巡って激しく議論されていた。
2004年にはダイエットの1年後から頭痛や下痢など、炭水化物が少ないことによる副作用もみられ、長期的な安全性は保証できないと報告された。

アメリカの調査では2004年2月時点で消費者の9.1%がこの低炭水化物ダイエットを実行していると答えていたが、同じ年の7月には2.1%に急落しており、その後2005年7月31日に、アトンキンスニュートリッショナルズ社は会社更生手続きをとった。
2019/04/08

歯痛の治し方:七星論での鍼灸療法

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腎査穴 



先週、珍しく2人も「歯痛」を訴える方が来られました。
何が珍しいかと言いますと、歯痛を訴える患者さんは少ないのに、同じ日に2人も来られたからです。

私は、「歯が痛い!」と聞くと、嬉しくなってしまいます。
いや、人の不幸を笑うのではないですよ。
ほとんどが簡単に治すことができるから「嬉しくなる」と言っているのです。

最初の方は、
「親不知の一個前の歯が痛い!」と言います。
その歯へお七星配置は「水=腎・膀胱」になるので、
「腎臓にちょっと問題があるようですねー」なんて言いながら、左足の「腎査穴」に鍼を1本刺しました。(上の写真を参考)

鍼をして、すぐに、
「はい。歯の痛みを確認してみてください」と言うと、口をゆがめたり、噛み合わせの検査をするときに、上下の歯を擦り合わせたり、カチカチと噛んだりしてから、
「あ、痛みが治まったようですね。これならご飯が食べられますわー」と言っていました。

もう一人の方は、
「親不知と、その前の前の歯が痛い」と言います。
この方は、2~3年前に来院されたことがある方で、他の症状を訴えてきましたので、歯痛でそんなに困っている様子はなかったのですが、とりあえず歯痛から治療しました。

で、百会(親不知と関係する)と肺査穴(親不知の前の前の歯と関係する)に刺鍼して、
「はい。歯の痛みは治まったと思います」と言うと、いろいろ確認してから、笑顔で首を縦に振っていました。
痛みが治ったのです。
ただ、主訴が他にありましたので、早く主訴の治療に入ってほしいという顔をしていましたので、すぐに主訴の治療にかかりました。

七星論には、素晴らしいと思われる治療法がいくつもあります。
この「歯痛」の治療もその中の一つで、一般的な鍼灸だと、七星論のような効果的な治療はできません
「できません」と自信を持って言うのは、私も七星論を考え出すまでは、一般的な治療法で治療していたからです。

しかし、七星論を考え出してからは、一般的な治療法に比べると、「雲泥の差」があるのです。
これは、歯科医師との共同研究の成果も含まれていて、歯科医師がビックリするようなことが何度もありましたし、それなりに実績も残されたはずです。

七星論での治療法を、さらに述べますと、腹部に配置した「腹部七星」の応用です。
これは、今朝 ホームページにアップ しておきましたので、時間がある方、ご視聴してみてください。
ただし、この動画は、以前「エキテン」という広告媒体に掲載してあったものです。

手を当てておくだけで筋力が上がるテスト風景ですが、普通では考えにくいことだと思います。
つまり、人体を流れるエネルギーは、七星論での「宙⇒水星⇒金星⇒地球⇒火星⇒木星⇒土星」の順に流れているという証明になるわけです。

これは、エネルギーの流れをテストするだけのものではなく、診断と治療にも用います。
つまり、「診断点即治療点」にもなるわけです。
治療は診断から始まりますが、七星論には多くの診断法があり、それをDVDにして勉強してもらおうと準備を進めています。
2019/04/07

打撲に筋腱鍼(きんけんしん)

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膝上の打撲 



写真の説明:写真ではわかり難いのですが、円の中央辺りにある赤丸の点が打撲したところで、上下の赤点は刺鍼部位です。

昨日、膝上を打撲したという方が来られた。
問診はスタッフがしてくれたので、カルテを見て、

「どのように打ったのですか?」と尋ねると、

「カマにぶつけたんですわー」と言う。(どんなカマかは聞かなかった)

見ると、上の写真のように、膝上に小さい赤い点がり、その周囲は少しだけ紫色になっていました。
そこで、

「打撲は鍼でかなり楽になりますよ」と言うと、

「鍼で?」と聞き返すので、論より証拠だと考え、

「はい。すぐですよ」と鍼を持ってきて、1か所ずつ、2か所に鍼をして、

「どうですか、確認してみてください」と言うと、膝を曲げ伸ばしし、打撲の部位を触り、

「ええーっ? ほんとですね。鍼で打撲も治るんですか?」と驚いた様子で下。

で、その場を離れると、スタッフが着いて来て

「痛いので触らないでほしいと言っていたのですが、鍼は打撲にも使えるんですねー」と言う。

「えっ? 触らないでと言ってたの? 僕は聞いてないよ」と返事はしたものの、申し訳ない気持ちがこみあげてきた。

「そうか、悪いことをしたなー」と言うと、スタッフが、

「あ、でもいいんじゃないですか、治りましたもんね」と言う。

もちろんそういう問題ではなく、患者さんの意見を無視したことが問題なので、あとで謝ることにしました。

そして、スタッフは、鍼灸・スポーツ科を卒業した人で、現在も某大学でスポーツトレーナーをしているので、「鍼で打撲が治る」というのには驚いた様子でした。

「先生、あの鍼はどこに刺したのですか?」と質問してきました。

「ああ、あれは筋腱鍼というテクニックで、むやみに刺せばいいというものではなく、過緊張にある腱を探せるかどうかの問題なんです。で、その過緊張にある腱を探したら、そこに直刺で鍼をします。普通は1か所で治まるのですが、今のように2か所に刺す場合もあります。ですから、過緊張している腱を探せるかどうかが問題になるんです。やり方はまた教えますからね」というような話をしました。

彼は、大学の陸上部のトレーナーなので、打撲やスジ違い、捻挫など、ポーツに関する障害を多く見てきたと思うので、目を見開いて治し方を聞いていました。
先週から出勤したスタッフですが、七星論での特殊鍼法には「スポーツ障害」に対して、即効的な治療効果を上げるテクニックがたくさんあるので、きっと勉強になると思います。

で、再びその患者さんのブースへ行ったら、その方は笑いながら、
「へー、打撲にも鍼は効くんですねー」と、またも膝上を触りながら感心した様子を見せてくれました。

そこで、
「いや、すみませんでした。触ったらいけなかったんですね」と言うと、

「いえいえ、楽になりましたよほんとに!」と、許してもらえるような返事をしてくれた。
2019/04/06

腰痛の治療に董氏の鍼・手下焦穴(しゅげしょうけつ)

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手下焦穴の部位 



董氏とは、台湾の有名な医師で、鍼灸師なら名前ぐらい聞いたことはあると思う。
その董氏の鍼の中に、「手下焦穴」というのがあります。
名前の由来はわかりませんが、ツボの名前あらすると、「手の三焦で下焦に当たる」と解釈することができます。

部位は、上の写真にあるように、第二腰腿点(第4・5中手骨底間と中手骨頭)の陥凹部に摂るのですが、バチッと効かすには私は神経を探って刺鍼します。
と言っても、神経は皮膚表面からは見えないので、鍼で探っていきます。

腰痛等の治療には、ほとんど「第一腰腿点」を使うのですが、仙腸関節に問題があると思われた場合は、この第二腰腿点を使うこともあります。
第二腰腿点を使い始めたのは、第一腰腿点で効果がなかったので、第二腰腿点を使ったのですが、なるほど「手下焦穴」という名称を聞くと、うなずけるところがあります。

つまり、手にある下焦のツボということになるので、仙腸関節の問題も解決されると考えられるわけです。
※ 三焦経という経絡がありますが、三焦経の解説にはいくつかあり、その中の「頭頂から胃の入り口辺り(多分、横隔膜)を上焦、胃部辺りを中焦、胃部から足先までを下焦」という解説で考えています

それで、このツボの症例として、著者王泰巃先生は『董師正経奇穴針灸学』に以下のような疾患を挙げています。
腎炎、腎盂腎炎、膀胱炎、ネフローゼ、排尿痛、残尿感、頻尿、多尿、小尿、浮腫、尿路感染症、下痢、便秘、インポテンツ、副睾丸炎、鼠経ヘルニア、生理痛、月経不順、帯下、不正性器出血、子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮内膜症、腰痛、急性腰痛、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症

腰痛で来られた患者さんで、病院で手術を勧められている方がいました。
それで、この手下焦穴を使ってから、

「ちょっとベッドから降りて腰の具合をみててくれませんか」と言うと、ベッドから降りて腰を動かし、

「あ、楽みたいですね」と言っていました。

「楽みたいですね」では、申し訳ないので、その後に巨鍼もして、

「楽です」と言ってもらいました。(^_^;)

この鍼の興味深いところは、上に掲げたように、臓腑疾患にも使えることです。
私はまだ臓腑疾患には使ったことがないのですが、董氏の鍼では「三焦経」と考えているようなので、治療効果はありそうです。