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2019/03/31

右手を左肩に持っていくと右肩が痛い

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こうすると右肩がいたいんです 



腰痛、肩痛、膝痛などなどで治療院に来る方は多いのですが、
「生活に支障はありません」
「しかし、このようにすると右肩が痛いんです」
というような方が来られました。

そんな時に一般的に考えるのは、頚椎、上部胸椎、肘関節、広背筋、小円筋、棘下筋、棘上筋、大円筋、三角筋、上腕二頭筋、等の関節や筋肉や腱だと思います。
私もそのように考えて治療をするので、とりあえず座位のまま肘関節を調整して、
「どうですか?」と聞くと、薄笑いしながら首を横に振ります。

ということは、肘関節は関係ないということなので、次に後ろに回り上部胸椎を調整しました。
と言っても、片手で脊椎を押え、片手で肩を動かしてやる調整法で、10~20秒ぐらいなものです。

そして、
「どうですか?」と聞いてみたら、またも薄笑いしながら首を横に振るのです。
「ありゃ!」と思いながら、仰臥になってもらい頚椎を調整しました。
たいていは、この三つの方法で好転するのですが、やっぱり変化がない様子。

そこで「筋膜リリースでも試してみようか」と考えたのですが、その時ハッと気づくことがありました。
最近、筋骨系の本を読んでいたので、
「筋骨系に捕らわれているのでは?」と考えたのです。

そこで改めて、臓腑系で考えることにしました。
肩関節には、肺経、大腸経、心包経、三焦経、心経、小腸経の経絡が流れています。
その経絡のいずれかに変調があれば、肩関節に障害を起こす可能性があります。
経絡に変調が出るということは、その経に異変があるということです。

ですから、痛みが強く出ている経絡を鍼で調整すれば、症状は軽くなるので、ツボを使おうかと考えたわけです。
しかし、それでは私のモットーである「根本治療」(原因を探り原因から治す)にならない。

そこで、根本的な治療をするために経絡から連想して大腸に原因があると判定したので、、大腸(下降結腸)辺りを探ってみると、腸に異変がありました。
下降結腸辺りを指で探ると、「スジ」のあることがわかったのです。

「これか!」と思いながら、その部を軽く押さえてから、
「どうですか?」と聞くと、
「あ、取れました。楽です」と言ってくれました。

100%治ったとは思えませんでしたが、顔をしかめずに腕を動かしていたので、痛みが取れたことに間違いなかったと思います。

ここからが大切です。
大腸が原因で肩に痛みが起こっています。
これを再発させないようにするのが治療師の腕の見せ所です。

実はこれ、特殊鍼法の考え方を使うと、家庭でも養生と治療できるのです。
七星鍼法には、身体各部に「七星配置」というのがありますので、その七星配置を使って治療するわけで、それは「七星鍼法の基本実技」でも説明してあります。

「痛みの治療」では、いつもパッと痛みを取る特殊鍼法で治療するのですが、新しい本を読んでいたせいで、その本に引かされて判断を迷ってしまいました。(^_^;)
と言っても、5分以内の無駄が出ただけだと思います。(←言い訳)
2019/03/30

癒着の治し方

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写真① 3月8日、癒着による皮膚の引き攣り 




写真② 3月29日、癒着が治まってきました 



手術をすると、ほとんどが癒着を起します。

癒着は、本来はない組織同士が出血や感染などによる炎症反応や、傷ついた組織が回復する過程で、正常でない組織同士が引っ付く現象のことを言い、その結果、皮膚表面に引き攣りの後が残ってしまうことです。

一般的には、開腹手術を受けた方の約9割で癒着が起こると言われ、癒着の完全な予防策がないというのが現状のようです。
さらに、その癒着が原因で起こる「引き攣り」は、時に骨格まで歪めますが、東洋医学的に考えると、連鎖的に臓腑にも好ましくない症状が出てきます。

たとえば、子宮筋腫や卵巣嚢腫の術後に起こる仙骨を含めた骨盤の歪みでは、下肢に何らかの症状が出てくる場合があります。
そのような場合は、いくら仙腸関節や股関節、膝関節を調節しても、すぐにもとに戻ってしまいます。

それは、癒着の起こっている皮膚面を見ると、だいたいの想像がつきます。

上の写真①を見ると、お臍のちょっと上で、引き攣りの起こっているのがわかります。

しかし、写真②では、その引き攣りが治まってきているのがわかるはずです。

引き攣りが治まるのと並行して、患者さんのいろいろな症状は治まってきます。
関係ないと思われた症状も治まってきます。
症状はいろいろありますので、初診で来られた時に、患者さんの訴えることを具体的にカルテに書いておくといいと思います。

でないと、症状が治ると、患者さん自身も「忘れてしまう」のです。(^_^;)
2019/03/27

指や肩が痛いときの治療法 (4月28日 臨床実践塾)

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指が腫れる症状にはかなり効果的です 



「指が痛い!」という方が時々います。
東洋医学で考えますと、それぞれの指には、それぞれの経絡が流れていますので、経絡で判断すると、どの臓腑からの異変なのかを考えることができます。

ところが、肩の痛みとなると、経絡では判断しにくくなります。
肩関節には、肺経、大腸経、心包経、三焦経、心経、小腸経の経絡が流れているからで、経絡を特定することは難しくなります。
足の趾も一緒です。

先日の臨床実践塾で、
「上肢の痛みは足裏へのお灸で治せますね」という方がいました。
「えっ? 足裏ですか?」
「ええ、先日手が痛いという患者さんの足にお灸をしたら、治りましたよ」と言う。

そこで七星論で考えてみたのですが、なるほど納得できます。
七星論の対応経絡で考えると、簡単に答えが出てきました。
しかし、臨床では使ったことがありません。

ですから、自分の肩が軽くなるかどうかで実験をしてみました。
なるほど、肩が軽くなる。
と言うことは、異変があっても治る可能性があるということになります。

最近考え出した「筋腱セラピー」を使うと、簡単に治療できそうです。
筋腱セラピーとは、筋肉や腱の「捻れ」(捩れ)「たわみ」「アンバランス」を整えるもので、先日の臨床実践塾では、皆さんも真剣に取り組んでいました。

もともとが子ども用として開発したものなので、痛くも痒くもない治療法です。
筋膜リリースに似た感じもするのですが、筋膜リリースではありません。
筋腱を整えながら指の関節まで調整していく方法です。

つまり、肩から指先まで治療できるのです。
このテクニックは、あるテクニックから考え出したのですが、おそらく子どもの治療をしている治療師には、かなり役立つ方法だと思います。

というのは、2週間ほど前、
「子どもが喘息の発作を起こしそうだからと、電話が入り迎えに行って来た」と言う方がいました。
診ると、お腹が張っていて、「大腸→肺」で調子が悪くなっていることがわかりましたので、肺・大腸を整えるために、この筋腱セラピーと、頚椎可動調整法をしたのです。

すると、そのお子さんがメチャメチャ元気になり、お母さんが、
「静かにしなさい」と言っても、あっち行ったり、こっちに転んだりして、言うことを聞かないぐらい元気になったのです。

で、私が、
「これぐらい元気になればいいんじゃないですか」と言うと、お母さんは笑って、うなずいていました。
そして、それを見ていたスタッフの皆さんは、その子が帰った後に、
「メチャメチャ元気になりましたよねー」なんて言っていました。

そういうことがありまして、さらに自分の身体でテストを繰り返していたら、面白いことがわかってきたのです。
つまり、上肢や下肢の異変に使えることがわかってきたのです。
と言っても、まだまだ臨床が少ないので、これから臨床を集めていくのですが、理論的に納得できるし、上の写真のような指の腫れにはかなり効果があります。
2019/03/26

頭皮鍼とエネルギー療法





自分で自分の頭に鍼を刺す練習 



先日の臨床実践塾は、≪即戦力を養うテクニック≫がテーマでしたので、即戦力になるようなテクニックもいろいろ解説しました。
内容は、手技療法、鍼灸療法、エネルギー療法と、ちょっと多かったかも知れません。
しかし、手技療法の分野は理解してくれたし、実技も上手くいったようで良かったです。

一人のスタッフ(木金土は当院、月火水は他で勤めている方)はこのようなことを言っていました。
「この間教えてもらったテクニックを、私の職場でやってみたら、「肩こりが取れたとか、体が軽くなった」と言って、とても喜んでくれました」と。
で、手技療法の次に、頭皮鍼のやり方の理論と実技を解説しました。
頭皮鍼のやり方では、主に「刺鍼のしかた」を実技でやってもらいました。

その後にエネルギー療法を解説しながら、モデルになる方を募って実技をしたのですが、どうも反応が悪くて、いつものように大きな変化が出てこないのです。
ま、小さな変化だけど、変化はあるので「それでいいか」と思っていたら、モデルになった方が、
「これは関係ありますかね」と、頭に刺さった鍼を指差して言うのです。
\(◎o◎)/! (@ ̄□ ̄@;)!!

見ると、百会に鍼が刺さっていました。(^_^;)
と言うのは、エネルギー療法の解説をする前に、頭皮鍼の解説と実技をやっていたもので、頭に鍼を刺したままエネルギー療法のモデルになったわけです。
しかも、経絡反応が強く出る(エネルギー反応が強く出る)百会に鍼が刺さっているのです。

そこで考えたのが、エネルギー療法と鍼灸療法の違いです。
エネルギー療法は、骨格の歪みなども矯正できるのですが、エネルギー療法は「氣の流れ」(エネルギーの流れ)なので、エネルギーを遮られると効果が薄れてしまうのです。

「遮るモノ」とは、たとえば、モデルになった人の氣が強くて、「絶対そのようにはならない」と強く意識(氣)を出すとか、体の一部を何かで絞めつけているとかです。
その頭に刺された鍼を見て考えたのは、「鍼は氣寄りも強い?」ということでした。
経絡の流れも「氣の流れ」だからです。

今まで考えたこともなかったのですが、「鍼の威力」を再認識させられました。

なので、これもまた実験をしてみようと考えています。
実験結果は、4月の実践塾でお話します。
2019/03/25

きのうの臨床実践塾 (スタッフ講習)

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頭皮鍼の刺鍼訓練 



きのうの臨床実践塾(スタッフ講習)は、「起立性調節障害」の話から始めました。
起立性調節障害の患者さんは子どもさんが多いので、鍼灸院に来るのは少ないからか、参加者の反応は「今一つ」でした。(^_^;)

しかし、起立性調節障害の治療法として、「頚椎可動調整法」や「筋腱セラピー」(略称筋セラ)の実技をやりましたら、結構受けました。
まず、頚椎可動調整法ですが、これはTST(脊椎捻揺療法)からの進化系なのですが、1分程度で背中が解れ、それを術者も被験者も感じることができるところがいいと感じたようです。

子ども用に開発したテクニックですので、
ソフトです。
気持ちいいです。
子どもが喜びます。
もちろん大人にも使えます。
大人も喜びます。
しかも、1分程度の治療なので、術者の負担にもなりません。

次の「筋腱セラピー」は、筋膜リリースから考え出したテクニックで、これも気持ちいいものです。
ただ、この筋腱セラピーは、子供なら上肢・下肢とも使えるのですが、大人だと、上肢にはいいのですが、下肢には太さがあるのでやり難いです。

それから頭皮鍼への刺鍼法をやったのですが、これは子ども用ではありません。
頭皮鍼は、即効性があり、治療効果が高いし、少ない取穴で治療できますので、是非使ってほしいと考えているのですが、刺鍼の時に、鍼の刺し方が良くないと痛みのあるのが欠点です。

そこで、痛みの出ない方法を解説したのですが、それなりにできたみたいです。
「それなりに」と言うのは、やはり訓練が必要と思われるからです。
プロとアマの違いは、道具の使い方が違うので、そこを認識して、自分で納得するまで
「自分の頭で」訓練してほしいので、自分の頭への刺鍼法も解説しました。

それから患者さんへの刺鍼法を解説したのですが、これもやはり自分の頭への刺鍼訓練をしてからでないと、上手くいかないと思います。
鍼を刺すときに、「力で刺す」のは良くありません。
力は入れずとも、スムーズに刺鍼できるまで自分の頭で訓練する必要があります。
それをしてない鍼灸師は患者さんから嫌がられる可能性があるからです。
2019/03/24

きょうの臨床実践塾で「起立性調節障害の治療法」を解説 Part4

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 Part1     Part2     Part3      Part4 



これも治療の一種です(エネルギー療法) 



この写真は、スタッフにエネルギー療法の説明をしているところです。
実は先日、仕事が終わってからエネルギー療法の話をして、実技を見せたら、

「ええーっ! おもしろ~い。先生、これの講習はしないんですかァー?」と言うので、

「3~4年前に何度か講習したので、講習の予定はないが、興味があるんだったら、今度の講習でちょっと説明しておきましょうか」

ということになり、きょうの講習で、ちょっと説明することにしました。
このエネルギー療法は、「胡散臭い」と思う人も少なくないと思うので、あまり言わないようにしていますが、実はこのテクニックを応用すると、治療で非常に役立つのです。

ですから、エネルギー療法としてではなく、「治療技術を高めるためにのテクニック」として、その応用方法を解説しようかと考えています。

そのテクニックは、
① ツボを探すとき
② 鍼を打つとき
③ 患者さんの体の変化を診るとき
④ 患者さんの感情の変化を診るとき
と、いろいろな情報を得るのに役立つのです。

たとえば、鍼灸学校の1年生が打つ鍼と、何年か治療経験のある人が打つ鍼は、
① 治療部位
② 鍼の太さ
③ 鍼の角度
④ 置鍼時間

など、外目で見たら一緒でも、治療効果は違います。
それは、意識する、しない、に関係なく、自然にエネルギー療法のテクニックを使っているからです。
きょうは、その違いの説明を実技をしながら解説したいと思います。


話を本題に戻します。

先月、起立性調節障害のことをこのブログに書きましたが、先日、そのお母さんからメールが届きました。
内容は以下の通りです。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

新城先生

いつも家族がお世話になり、ありがとうございます。
娘の方もまだ、波があり、完全ではありませんが、かなり体調は良くなってきて、8時過ぎに登校できる日も増えてきました。本当にありがとうございます。
そして、驚いたことが、1月から休んでいたバレエに、明日行きたいと言い出しました。つい先日まで辞めると言って、3月いっぱいで辞める予定でしたが。
また、心の変動はあると思うので、まだ辞めるかどうかはもう少し慎重に考えようと思いました。
それで、度々治療時間の変更お願いして、大変心苦しいのですが、明日午後のバレエに行きたいと言いますので、もし、可能でしたら、明日の治療を今日の夕方4時以降か明日午前中、もしくは、土曜日18時以降に変更していただくことは可能でしょうか?

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

という内容で、昨日来院されましたので、「メール転載の許可」をもらいましたので、転載しておきます。
この子は軽症ですが、病気は軽症の内に直したほうが賢明です。
病気は、時間が経つほど、治すのに時間がかかってしまうからです。
2019/03/22

親指が曲がるようになった (3/24の臨床実践塾)

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3月8日 「第一関節が腫れて曲がりません」 




3月22日 「第一関節がスムーズに曲がるようになりました」 




上の写真は、3月8日に撮影したもので、下の写真はきょう撮影したものです。
3月8日に来られたときには、指が腫れていたので、曲げることはできませんでしたので、無理はしないでおこうと、自宅での治療法を教えておきました。

そして、きょう来院されて、
「どうですか?」と聞くと、

「スムーズに曲がります」と嬉しそうに話していました。

「あれっ? すごいですね! 前回教えた方法をやってくれたんですね」と言うと、

「いいえ、3日ぐらいしたら勝手に治ってきたんです」と言う。

ちょっと驚きました。
その時やったのは、新しい治療法で「筋腱セラピー」(略称・筋セラ)というものですが、そんなに効果があるとは思いませんでした。

元々は、子供用に開発していたのですが、スタッフにやってみたとろ、

「気持ちいい。これ気持ちいいですね」と言うので、

「大人にも使えるかな」と思い研究を進めているテクニックです。

そしてきょうも、その方にやってみました。
きょうは、肩から指先までやりましたら、
「わかります。わかりますわ、ほぐれていくのが……」と言っていました。

これは使える!
子ども用に開発したものですので、全く痛みもないのです。
そして、比較的短時間で治療が済むので、こちらも助かります。
問題は、治療効果と持続性でしたが、きょうのこの方の感想で、自信がつきました。

明日からバンバン使ってみようと思います。
と言っても、対象になる方が来てくれたらの事です。
でも、「来てくれたらなー」なんて考えていると、たいていは来ますので、多分来ると思います。(^_^;)

おっと、
今度の臨床実践塾 でも教えますので、楽しみにしていてください。
体に異常が無くても、その治療効果はわかりますので、大丈夫です。

これは、ちょっとしたヒットになるかも知れないと考えています。
「ちょっとした」と言うのは、指の痛みを訴える人も少なくないからです。
そして、やり方を教えれば、家族に頼んでやることも可能だからです。
2019/03/21

七星鍼法メドレーのビデオ

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七星鍼法メドレーのジャケット 



ここ何日か、夜中までDVDの編集をしていたのですが、編集しながら見ていても面白いものでした。
七星鍼法の全体的な流れがあり、実験があり、臨床がある。
七星鍼法は理論から「特殊」なので、そのテクニックもユニークなものが多く、ブランディングに使えるものが多いのです。

最初にブランディングありきです。
ブランディングができないと認知されにくいので、まずブランディングから考えるのはいい方法だと思いますし、MBAの勉強でもブランディングを教えられます。

そこで、ブランディングを考えるのですが、力のあるブランディングとは、
① オンリーワンであれ
② ナンバーワンであれ
が重要な要素になります。

同じようなことをすると、同じレベルまでしか行けないのです。
『ブルーオーシャン』という有名な本がありますが、これは「闘いのない、澄み切った海を目指せ」と教える本です。
ブルーオーシャンに対して、「レッド―シャン」という言葉がありますが、これは「多くの人が参入してくる競争の激しい状況」を語っています。

このDVDは、ブルーオーシャンを目指す人に勧めるものです。
新しい発見があり、
独自のテクニックが作れ、
人が驚くような技術を使う。

そのようなことを、去年1年かけて作ったのが、このDVDのシリーズです。

「一緒に進みましょう」とは言いません。

「独自で考えてください」と言うのが、このDVDなのです。

そこから何を学び、どこに行くかは自分が決めることです。
「独自の学び」
「独自の発想」
「独自の方向」
と決めてほしいと考えているのです。

ちょっと冷たいように聞こえるかもしれませんが、そのようにした方がほんとうの」実力がつくと考えているのです。
実力が着けば、迷うことはなくなります。
一歩一歩進んでいくだけです。

ようやく4月初旬から「DVDセミナー」が始められそうです。
あと一歩です。
2019/03/20

右の顎と下顎角、両肩の奥、膝の上と膝裏が痛い (3/24の臨床実践塾)

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督脈への刺鍼部位 



面白い臨床でした。

「面白い」と言うとヒンシュクを買ってしまいそうですが、臨床家の方なら多分、興味があるのではないでしょうか。

理由は、実際の臨床では、教科書に書かれたような患者さんというのは、来ないからで、いくつかの症状のある方が来院されるのがほとんどだからです。
「肩凝り」とか「腰痛」だけで来てくれる患者さが多いのでしたら、ほんと儲けもんですなんですが……。(^_^;)

さて、この方の臨床ですが、顎と下顎角辺りが痛いというのは、頚椎が絡んでいると想像することができます。
そして両肩の奥が痛いというのは、上部胸椎辺りに問題がありそうな感じがします。
しかし、七星論での関節配置で考えると、「腎」が絡んでいると考えられます。

膝関節は、七星論でしたら「金=肺・大腸」と考えるのですが、筋骨系で考えると、骨盤、或いは股関節や仙腸関節の関係とも考えられます。
もちろん、膝自体の問題と考えることもできます。

そこで、脈を診ると、「任督に異変がある」のです。
つまり、任脈や督脈が絡んでいると、いくつかの臓腑が弱化している可能性があります。
というのは、脈の流れは、督脈に始まり任脈に流れるのですが、その督脈は、全ての陽経(胃経・大陽経・小腸経・胆経・膀胱経・三焦経)の「幹」になっていると考えるからです。

つまり、督脈の流れが悪くなると、全ての陽経の脈も力がなくなってくるのです。
そして、任脈の流れが悪くなると、全ての陰経(腎経・肺経・心包経・心経・肝経・脾経)の脈も弱化してくるのです。
※ 生殖器も任脈と関わります

それで、治療はどのようにしたかというと、このような場合は督脈を整えたほうが早く治せるので、督脈の治療を考えました。
が、その前に、ご本人が一番気にしていると思われる「顎の辺り」から治めたほうがいいだろうと考え、頚椎を捻り矯正で整えました。
1分ぐらいの治療ですので、本人は
「あれっ????」という顔をしていました。

それから、治療中に「ブレ」が出ないようにするために、全経絡を整えました。
そして、いよいよメインイベントです。(^_^;)

巨鍼を使って、大椎から陽兪辺りまで刺鍼しました。(上のイラスト参照)
ほんとうは、これだけで全て整うのですが、

「先生、肩も治りますかね」と言うので、

「それだけで大丈夫だと思いますが、ちょっとやっていおきましょうか」

と、前腕の頭骨を調整したら、それで治ってしまいました。

「どうですかね」と聞くと、肩を動かし、

「うん、うん、痛くないです」と言う。

次は、膝です。
膝裏を探ると、膝自体の問題ではないと診断しましたので、腸骨を調整したのですが、ちょっと痛そうな顔をしていました。
しかし、2~3分の矯正が終わり、痛みを確認してもらうと、
「大丈夫です」と言ってくれましたので、それで治療は終了しました。

ああ、楽しかった。(^_^;)
2019/03/19

手術後の癒着を治す方法 (3/24の臨床実践塾)

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回復手術後の癒着にはお灸をします (^o^)



手術をした後に癒着が起こるのは、よくみる症状です。
この方も、腸の手術後に、腹部違和感や心臓からの症状が出たりしていました。
多分、腹膜に引き攣れが出ているのだろうと思い、写真のようにお灸をしました。
お灸をしたのは、これまで何人も筋腫や嚢腫の術後の患者さんを、お灸で治めた経験があったからです。

腹膜は、腸同士が癒着しないようにできているのですが、手術によって腹膜に傷が入ると、腸管や脂肪組織に癒着が起こるといわれます。
つまり、腸は動くこと(蠕動運動)で、正常に働くわけですが、腸が癒着を起すと、腸の動きが制限されて、いろいろな症状がでてくるわけです。

中でも困るのが「癒着性腸閉塞」というもので、腸が閉塞して便が出なくなる症状です。
閉塞しているわけですから、腸の内容物が動かなくなるわけですね。
私は診たことがありませんが、ひどい人は口から便の臭いがする場合もあるようです。

そんな場合、病院では絶食をさせたり、チューブで中身を取り出したりするようですが、最悪の場合は、再手術を行うようです。
再手術の割合は入院した方の1割ぐらいだそうです。

さて、上の写真の方は、
「腹部違和感や心臓からの症状が出たりしていた」と書きましたが、何故心臓からの症状が出たりするのでしょうか。

それは、東洋医学では、「小腸と心臓は表裏」になっていて、小腸に異変が起こると、心臓にも異変が出やすくなるのです。
そして、小腸の下にあるのが大腸ですので、大腸で不具合が起こると、小腸にも影響が出てくるからです。
たとえば、ドブを掃除するのに、上の方だけ掃除しても上手く流れませんので、先に下のほうを掃除するのと一緒です。

で、お灸で癒着の治療をすると、腹部の違和感はもちろん、腰痛や膝痛まで治るのです。
それは、ちょっと勉強した方ならわかると思いますが、腹部の異変は腰椎や仙腸関節、股関節などにも歪みを作ってしまうからで、その歪みが腰椎や膝関節や足関節まで歪めてしまうのです。
つまり、腹部の異変を解決することで、それらの歪みも治ってしまうというわけです。

だから私は「臓腑から整えたほうがいい」と言うのです。

上の写真の患者さんは、不眠症のようになってしまい、
「眠れない。眠れないんです」と言っていましたが、このお灸をしてから、よく眠れるようになったようです。
治療するのには、多少時間がかかりますが、家族に頼んでお灸をしてもらうなどして、違和感のある間は治療を続けたほうがいいと思います。