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2019/01/31

2月24日の臨床実践塾は ≪鍼灸上達のための基本≫

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刺鍼法の一例 



何かを学ぶときには基本から学びます。
「基本」ができてないと伸びないからです。
「基本」の話をすると耳を塞ぐ人がいます。
しかし、「基本」ができてない人は、応用も利きません。

七星鍼法には多くの「特殊鍼法」がありますが、特殊鍼法を学ぶにも基本があります。
たとえば、上の写真を見てください。
これは刺鍼法の一例ですが、叩いて刺鍼するのではなく、押し込むように刺入する方法です。

何故そんなことをするのかと言いますと、眼窩への刺鍼などには、この方法を使うと、痛くなく、スムーズに刺入できるからです。
頭皮に刺鍼するときもこのテクニックが必要です。
痛みなく刺鍼するためです。
頭皮鍼をするときに、叩いて刺入すると、かなり痛いのです。

私はよく頭皮鍼を使いますが、患者さんから痛みを訴えられることは、ほぼありません。
小学生にも鍼をすることがありますが、小学生からも痛みを訴えられることは、ほぼありません。
と言っても、小学生に鍼をすることはほとんどないのですが……。

鍼を怖がる人には、基本的に鍼は使わないようにしているのですが、
「これは絶対鍼がいい!」
と思う時は、鍼をします。
ただし、その時の鍼の打ち方は普通の打ち方ではなく、痛みを感じさせない鍼の打ち方をします。

七星鍼法には「頚椎鍼」なんていうのもあるのですが、これは顔面に鍼をするので、鍼に慣れた人でも、痛みが出ないような鍼の打ち方をします。
そのほうが治療効果がいいからです。

上の写真を見ると簡単なように見えるかも知れませんが、こんな簡単なことでも練習してない人がすると痛いです。
試しに、自分の足にでも打ってみてください。
いつも鍼管を使っている人なら、ちょっと難しいかも知れません。

そういえば、「生理痛を1~2分で治す鍼」というのがあるのですが、2月24日には、それもやる予定にしておきます。
というのは、潜伏した歪みの検出法や矯正法も行いますので、ついでに骨盤の捻れとも関係のある「生理痛の治療法」もやったほうが覚えやすいと思うからです。

生理痛の鍼もすごいですよ!

生理痛がひどくて、脂汗を流している人でも、1~2分で治まってケロッとするので、こちらのほうが笑ってしまいます。
非常にやりがいのある鍼です。(^_^;)
2019/01/30

即戦力への近道 「DVDセミナーで道標を!」

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特殊鍼法は一穴で好転させることも求めます 



一昨年から「特殊鍼法・DVDセミナー」の準備をしていて、最終段階のHP制作に入っています。
何回かに分けて「七星論での基本実技」について、このブログで紹介していましたら、「先行予約したい」という方までいました。

このセミナーは、七星論を中心にした「特殊鍼法」を講義したものをまとめたものです。
たとえば、第一回目の≪即効療法新城理論とその実技≫は、以下のような内容になり、多分かなり興奮する内容ではないかと思います。
何故なら、最初から即効性のある「頭皮鍼」が出てくるからです。

この頭皮鍼は、私が開発した「頭蓋JAA」、頭皮鍼で有名な「朱氏頭皮鍼」、「YNSA」などから、効果の高かったテクニックを公開するからです。
そして症例も、以下のように、腱鞘炎、関節の痛み、臓腑の痛みの治し方などが含まれていますので、臨床家にとっては興味深いものばかりではないかと思います。

そして、この「DVDセミナー」には、リアル講習も含まれていますので、DVDでわからないところは、リアル講習で学べるようになっています。
具体的な方法はHPで公開するつもりですが、私がコンテンツを作るのに時間がかかってしまい、HPを作ってくれる方(業者さん)に待ってもらっている状態なのです。

そうなんです。
今までのHPは全て私が作っていましたが、私が作ると、どうもダサイので今回、初めて、HPを他の方に作ってもらうことにしたんです。(^_^;)

―――――― DVDセミナー概要 ――――――――

 頭皮鍼は使いよう
 即効療法のテクニック
 頭皮鍼の配置図
 頭皮鍼・左のお尻が痛い
 耳鳴り・董氏の鍼「花骨一穴」
 董氏の鍼と高麗手指鍼
 董氏の鍼・手下焦穴
 右手腱鞘炎の原因
 空咳が止まらない
 鼠蹊部から股関節にかけて吊る
 パソコンを打つと示指が痛い!
 震戦の治療
 足裏の突っ張りと頭痛
 歩くと足裏が痛い
 右肩が痛くて立てない座れない
 冷え性を治す三温鍼
 膝が痛くて立っているのが辛い
 橋本病と腎査穴での骨格矯正
 時には左、時には右の膝が痛い
 脾臓部が痛い時の治療
 人体惑星試論(七星論)
 人体への七星配置
 顔と唇への七星配置
 七星論による歯への経絡配置
 七星配置と経筋腱収縮牽引
 胸腹部への七星配置
 背部と足裏への七星配置
 査穴
2019/01/29

子どもへの鍼(刺鍼と抜鍼) 「DVDセミナーで道標を!」

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巨鍼の刺鍼と抜鍼



「痛くないように鍼を刺すにはどうすればいいと思いますか?」と質問すると、多くの人が「細い鍼を使えばいいんじゃないですか」と答えてきます。
それはそうかも知れませんが、私が聞きたいのは、「同じ太さの鍼を使っての痛くない刺し方」なのです。

ですから、ここで言う「痛くない鍼の刺し方」というのは、「細い鍼を使う」とか「皮膚に触れるだけにする」とかを言うのではなく、「治療効果を落とさずに痛くないように刺す」ことを言っているのです。
それは仮に、鍼を細い鍼を使った場合には、治療効果や治療効果の持続時間にかなりの違いが出てくるからです。

ですから、刺し方をいろいろ変えて、痛くない鍼の刺し方を考えてきたわけです。
「子どもへの刺し方」もその時に考えました。
「何故、鍼が痛いのか」というのを最初に考えたのですが、それを見つけたときは嬉しかったですねー。

「DVDセミナー」では、鍼灸学校で教える基本的な刺し方に始まり、特殊な鍼の刺し方までを解説してありますが、特殊な刺し方は、文章にするとわかり難いのですが、ビデオで観ると一目瞭然です。
それを見ながら練習すれば、すぐに上手くなると思います。

そして、鍼を早く刺す方法もありますが、これは私が頻繁に使う方法です。
この場合の「早く刺す方法」というのは、
① 痛みなく
② スピーディーに
③ 次から次へと連続的に
刺鍼していく方法ですが、臨床で見ていても楽しいいかと思います。

この刺鍼と抜鍼の方法は「七星鍼法基本実技のPart3」に入っているのですが、Part3には「巨鍼の刺入方法」についても解説してあります。
巨鍼は「基礎実技」には入っていませんが、「鍼の刺し方」を説明するために解説したものです。
そこで見てほしいのは、「何故巨鍼のような太い鍼でも痛みなく刺せるのか」ということです。

そして巨鍼は、刺鍼よりも抜鍼のほうが難しいです。
これは、私が十何年か、スタッフや受講生に教えてきたからわかることです。
刺すことはできても、抜くことができないのです。

当院のスタッフは、普通の鍼の抜き方がスムーズになってきたら、巨鍼の抜鍼方法を教えて、「大丈夫だな」と思ったら、患者さんに刺した巨鍼を抜鍼させるのですが、
「先生、抜けません」と走ってきたスタッフが何人もいます。
抜こうとすると、患者さんが痛がるので抜けないのです。

「そんなバカな!」と思うかも知れませんが、それが現実です。
それは何が原因かというと、押手の圧のかけ方に問題があります。
つまり、刺手よりも押手の操作のほうが難しいわけです。

私はそれを教える時には、タオルを皮膚に見立てて、理論と実技を解説するのですが、それを見ると理屈だけはすぐにわかると思います。
しかし、「わかった」というのと、「できる」というのは違いますので、そこは忘れないでください。

ビデオでは、理解しやすいように、モデル(当院スタッフ)を使って、刺鍼から抜鍼までをアップで撮影して説明してあります。
※ 上の写真は、そのビデオをコピーしたものです。

「DVDセミナー・近道」は、もうすぐホームページができますので、ホームページができしだいスタートする予定です。
「DVDセミナー」と言っても、リアル講習も「DVDセミナー」の費用に含まれていますので、DVDでわからないところがあれば、リアル講習にも参加して質問をすればいいと思います。

また、遠くてリアル講習に参加できない方は、わからないところを「会員専用ページ」で質問して頂ければ、講習会でその部分を再現して、会員専用ページで流すことも考えています。
「より深い学び」が得られることを考えながら計画を進めていますので、遠方の方々でも満足できるセミナーを開催することができると考えています。
2019/01/28

顎関節症の治療法 「DVDセミナーで道標を!」

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顎関節症の治療に使う頭部七星



基本実技の骨格矯正法には、腰腿点を使う方法、経絡を使う方法とありますが、「頭部七星」(頭部に配置された七星)を使っての骨格矯正法もあります。

この頭七(頭部七星)を使った矯正は、顎関節症の治療で大いに役立つ方法で、これを使うと「瞬時」に顎関節を矯正することができます。
私の治療や講習を受けたことがある人はわかると思いますが、頭に鍼を2~3本刺すだけで、「ガックン」と鳴っていた顎が鳴らなくなるのですから、驚くはずです。

脅かすのが仕事ではありませんので、解説もするのですが、患者さんはもちろん、鍼灸師でも理解できないことが多いようです。
何故なら、「人体惑星試論」(通称・七星論)だからです。

伝統的な東洋医学は「五行論」(木、火、土、金、水)で、5つの素材に分けてあり、5つの素材で解説していきます。
ところが、人体惑星試論は、通称七星論(宙、水、金、地、火、木、土)と言うように、7つの惑星(素材)に分けて解説していくのです。
ですから、「七行論」を言い替えると、「七行論」と言うこともできるので、「七星論」の基本を知らないと理解できないのです。

たとえば、上の図が、顎関節症に使うツボを現わしたものですが、一般的な経絡でいう「百会」は、「百防」と書かれています。
これは、百会から後ろの「忘老」(ぼうろう)というツボに向かって刺していきますので、そのように命名したわけです。

同じように、「顖会」(しんえ)の部位には、「顖前」(しんぜん)と書かれていますが、これは「顖会」の後ろに「前頂」というツボがあるので、「顖会から前頂まで通しますよ」という意味で、「顖前」と命名したわけです。
このように命名すると覚えやすいからです。

しかし、ちょっと待ってください。

それだけで「顎関節症が治る」ということではありません。
顎関節症は、骨盤や頭蓋骨や脊椎の歪みも関係しているからです。
特に骨盤の捻れとは深い関係がありますので、骨盤の捻れを治す方法を知らないと、「顎関節症は治せない」と言っても過言ではありません。

顎関節症で歯科医へ行くと、ほとんどが「噛み合わせの問題」と言われるようです。
もっとも、この頃は歯科医の先生方も東洋医学を勉強している方が多いので、「骨格矯正が先です」と言う先生方もぼちぼち出てきたようです。

ひと昔前までは、顎関節症で歯科医へ行くと、「噛み合わせの問題」として診断され、噛み合わせを調整するために、歯を削られ、次回に「まだ治りません」と言うと、今度は別の歯を削られ、最終的には「抜歯しましょう」となった人もいたようです。
抜歯をすると、絶対に元に戻せませんので、これは残酷です。

ですが、この「七星論での基本実技」を知っていれば、顎関節症を治すことができますので、この「基本実技」を歯科医でもできないものかと考え続けています。
もちろん、その他にも顎関節の矯正法がありますので、「ご縁のあるところで、ご縁のある矯正法で」ということになってしまいますが、今回の「DVDセミナー」のテーマが、「近道」(早く学ぶ。早く治す)ということになっていますので、「近道」を選ぶ方は、こちらをお勧め致します。
2019/01/26

皮膚を触ると痛い 「DVDセミナーで道標を!」

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こんな感じで触るだけで痛みが出ます 




ここら辺も、全体的に痛みます 



「一週間ほど前から、右前腕の皮膚が触れると痛い」と訴えて来た方がいました。そして、
「走っているときに、急に肩甲骨の間の辺りにも痛みが出て、今は少し治まったが、痛いのは痛い」とも言います。

そこで、
「どの辺りが痛いんですか? そこを触って見せてくれませんか」とお願いすると、上の写真のように、前腕の甲側辺りを触って見せてくれました。

それで、背中の痛みが出ているところを触ったら、上部胸椎の上寄りでしたので、「金=肺・大腸」と診て治療を進めることにしました。
この場合だと、筋骨系を学んでいる方でしたら、脊椎の歪みとか圧迫などで神経に異常が起こっていると考えると思いますが、七星論で診ると、胸椎上部(上背部)は、「金=肺・大腸」と診るのです。

ですから、肺経に異変が出たと考えるのですが、肺と大腸は表裏ですので、この場合は、大腸に異変が出て、手の甲の皮膚に異変が出たと考えます。
そして、東洋医学では、「肺は皮毛を主る」とも言いますので、そのことから考えても、皮膚の異変は「肺・大腸」と考えたほうがいいと思うわけです。

となると、どのように治療するかですが、とりあえず皮膚の痛みを取ることから始めなければならないので、肺・大腸の「反応の出た部位」を探しました。
「探しました」と言っても、だいたいの想像は着いていますので、その部位を指で触ってみたのです。

異変の出た部位を探すのは、治療の途中で「治療効果の反応があるかどうか」を診るためです。
それは、その反応点の変化を診ることができれば、取穴が正しかったかどうかを知ることができるからで、取穴が正しいとなると、そのまま治療を続けるし、正しくないと思われたら、他の治療点を探せばいいからです。

そして、私が最も大切と考えるのは、「最初の取穴で好転させる」ことです。
それは患者さんを安心してもらうためです。
仮に、最初の治療で変化がなかった場合は、患者さんは落ち込んでしますし、こちらの腕も疑われてしまいます。
疑われて治療をしていると治療効果は半減してしまいます。

この方の場合は、千年灸を使ったのですが、幸いに最初の取穴が良かったようで、痛みが取れました。
しかし、念のために、

「ほんとに取れてますか? もう一度触ってみてください」と再度確認をさせました。

「ええ、ええ、はい。取れてますよ」と言うので、他の治療にかかりました。

何故、念を押して再確認をさせるかというと、時々、時々ですが、患者さんによっては、気を使って、「治りました」という人がいるからです。(^o^)

それから再発を防ぐ治療をしながら、再発させないための方法を教えました。
再発させないための方法とは、大腸にマイナスにならないことをしてもらう方法です。
それは食事療法になりますので、ここでは割愛させていただきます。
何故なら、多くの治療師は、「食事療法」と言うと耳を塞ぐからです。

 |(・_・)| 聞こえませ~ん!

 なんてね!
2019/01/25

薬指に糸を巻かれた感じがする 「DVDセミナーで道標を!」

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黄色い円で囲んだ辺りに糸が巻き付いている感じがする



タイトルのような症状を訴えて来た方がいました。
痛みでもない、痺れでもない、となると皮膚自体に問題がありそうです。
経絡で考えますと、薬指は三焦経になります。

では三焦経の問題なのかということになるのですが、七星論で考えますと、PIP(近位指節間関節)は、木(肝・胆)の関係になりますので、肝経と三焦経の問題として捉えたほうがいいということになります。

もう少し細かく説明しますと、

① 肝臓に異変が起こる

② 筋肉の代謝が落ちる

③ 筋肉である消化器系が弱る(三焦経)

④ 三焦経に異変が起こる。

⑤ 手の三焦経に症状が出る

というように連想した方がいいか思います。

では、それをどのように治すかということになるのですが、おそらく趾を触っても変化は出ません。
ですから、肝経と三焦経を整えればいいということになるはずです。
しかし、果たして上の仮設は正しいかを確認する必要があります。

となると、肝経と三焦経を同時に刺激して、好転させることを考えます。
そこからが七星鍼法の面白いところで、七星論ならそれができるのです。
七星論を学んだことのある方はわかると思いますが、肝経にある三焦の部位。
あるいは、三焦経にある肝経の部位に刺鍼して変化をみればいいわけです。

この方の場合は、肝経を使いました。

「ここに1本鍼をさせてくださいねー」

「はい」

そして1本、軽く鍼を刺してから、
「はい。どうですか? 指の感じは消えましたか?」と聞くと、指を触り、

「ええ、取れたみたいです」と言ってくれたのですが、念のために、

「ほんまにー?」と聞いてみましたら、

「え、はい。大丈夫みたいです」

と応えてくれましたので、全身の調整をするために、経絡治療に入ろうとしたのですが、そばで見ていたスタッフが質問してきました。

「先生、今のは肝経ですか?」と聞いてきましたので、

「そうですよ、なんで?」と聞き返すと、

「すごいですよねー!」と言う。

スタッフは、何度もこのような一穴鍼法を見ているのに、何故「すごい」なんて言うんだろうと考えながら、治療を続けました。
そこで私が考えたのが、このスタッフは、まだ1年にもならないので、「多分一穴鍼法を理解してないのだろう」ということでした。

七星論での「一穴鍼法」というのは、もうすぐ始まる「DVDセミナー」の6回目辺りのでもやりますが、一穴鍼法は、「経絡」「脈診」「脊椎診」「望診」「七星論での色体診」(症状分析での診断法)など、いろいろなテクニックが必要とされるので、それらを勉強してからでないと難しいです。

ただ、勘違いしてほしくないのは、「この症状にはこのツボ」というようなものではないことです。
ピアノの鍵盤なら、だれが押しても同じ音が出るのですが、一穴鍼法は、それとは違います。

「この症状にはこのツボ」というたぐいの治療法は、「診断」がなされないし、そのツボで効果がなかったらお手上げになるからです。
「同病異治」という言葉があるように、同じ症状でも治し方が異なるのです。
それが鍼灸における「診断」だからです。
2019/01/24

腰痛:患部は後で診る 「DVDセミナーで道標を!」

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左足先が左に倒れているのは左骨盤が開いています 



七星異論での基本実技を使うと、いろいろなものが見えてきます。
たとえば、上の写真を見てください。
軽い腰痛がある方です。

左の足先が左に倒れていますよね。
これは、左の腸骨が左に捻じれていると考えます。
この場合は、右の腸骨が内側に捻じれている(巻き込んでいる)場合もありますが、その場合は、右の腸骨内側を押えると痛みがあるので、すぐわかります。

では、この状態を治めるにはどうしたらいいでしょうか。

方法はいろいろあります。
簡単なのは、横座りになってもらい、手の甲のツボを使って骨格矯正する方法です。
しかし、いちいち起き上がって座ってもらうのも申し訳ないので、他の方法を考えます。

たとえば、左の膝を立ててもらい、膝を内側に倒して(内旋して)、柄tの甲のツボを使う方法。
右の膝を立ててもらい、外側に倒して(外旋させて)、手の甲のツボを使う方法。
左の腸骨が前傾している場合が多いので、左腸骨の前傾を調整する方法。

伏臥になってもらい、仙腸関節を調整する方法。
同じく、股関節を調整する方法。
(仙腸関節や股関節の調整方法に関しては、後のDVDで解説してあります)

もちろん、背部兪穴に刺鍼して、脊柱起立筋の過緊張を調整してもいいのですが、その方法は素人っぽいし、確率も良くありません。

ここで注意してもらいたいのは、評価(検査)の方法です。
この状態を見て、すぐに「左の腸骨」と判断できるといいのですが、それができない場合は、「動診」という方法を使います。(動かして診断する方法)
それは、『七星鍼法の基本実技』のDVDで解説してあります。

状態を見て診断(評価)ができない場合は、ちょっと手間がいるわけです。
でも、動診に従って、一つ一つ矯正していけば矯正できますので、慣れないうちはそのように一つ一つ矯正していけばいいわけです。

そこでポイントとなるのは、「腰が痛い!」と訴えられた場合、多くが「腰に原因はない」ということです。
腰椎が歪んでいてもです。
そんな場合は、多くが腰から離れた部位に原因があるので、それを見つける訓練をすることです。

上の写真のように、片足が外側に倒れる場合、膝痛も出やすいので、仮に「膝が痛い」と訴えられても、上記のような方法で、歪みを調整してみてください。
全てとは言いませんが、患者さんは
「えっ?」という顔をして笑ってしまうずです。
瞬時に歪みが取れて痛みがなくなるからです。

筋骨系の矯正方法はたくさんありますが、七星鍼法での基本実技を理解すると、原因追及がしやすいので、矯正も上手くいきます。
治療テクニックだけをいくら勉強しても、根本的な原因の見つけ方(評価法)がわからないと、テクニックだけを(小手先だけを)追いかけることになりますので、一度基本的なことをしっかり勉強することを考えたほうがいいです。

それが「近道」になるからです。
2019/01/23

骨格矯正鍼について 「DVDセミナーで道標を!」

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骨格は捻じるか曲げるか引っ張るかで歪みが見えてきます 



このブログで、何回も骨格矯正鍼の話をしたし、臨床実践塾でも何度か説明をしてきました。
それは、このテクニックが簡単でありながら、治療効果が高いからです。
ただ、このテクニックを使うには、先に歪みの検出をしなえればならないのです。

歪みの検出も難しいものではないし、論理的なので、覚えやすいものです。
それは、体の歪みのパターンから考えられた評価法(検査法)で、これを覚えると、即、オステオパシーのような治療テクニックにも応用できます。
いや、オステオパシーで解説されていることが、分かり易くなる、と言ったほうが正解かも知れません。

骨格矯正法には、手技療法のテクニックが多いのですが、このテクニックは「骨格矯正鍼」と言い、「鍼」による矯正です。
脊椎を始め、四肢の矯正までできる方法です。
四肢まで矯正できる方法なのですが、セミナーでは、四肢の矯正法はサーッと流してしまうので、受講者の記憶に残るのは少ないようで、忘れてしまう人が多いようです。

このビデオには、「動診」という動きを使った分析法で、胸椎、腰椎、骨盤、四肢の評価法(診断法)を説明していますので、筋骨系の勉強をしたい方は、ぜひじっくりと視聴してください。
※ 筋骨系の治療は「瞬間的」ともいえる速さで効果を見せることができるので、臨床家になりたい人は勉強したほうがいいです。

このテクニックを覚えるだけで、臨床が楽しくなりますし、患者さんからの信頼も厚くなります。
それは何故かというと、診断をしながら矯正ができるからです。

たとえば、「こちらに曲げにくいのですね、ではちょっと鍼をさせてくださいね。はい。先ほどのように動かしてみてください。はい。治ったでしょ……」という感じの早さで矯正ができるからです。

その時ほとんどの患者さんは笑います。

これは、私が鍼灸学校へ通っている頃から、各地の講演や講習で公開してきましたので、知っている人は多いと思います。
でも、知ってるからといって、それができるかというと、それは別問題です。
知ってるのとと、やってるのとでは違うからです。

「知ってる」というのは、「見たことがある」でも「知ってる」となるからです。
ここは大切なところですので、繰り返しますが、治療テクニックは、「見たことがある」とか、「聞いたことがある」では何の役にも立たないのです。
自分が使えて、初めて「知ってる」と言ったほうがいいと思います。

もうすぐ始める「DVDセミナー」では、先にDVDを視聴してもらい、後日「スクーリング」という形で実技講習をする予定にしていますので、多分記憶に残る率は高いと思います。
ですから、今回の「DVDセミナー」は、「奥義講習会」のようなものです。

そして、この「DVDセミナー」は、会員制にしようかと考えています。
会員制にして、会員だけのページを作って、会員からの質問にも細かく答えていこうと考えています。
所謂、「ケーススタディ」になるので、分かり易いし、覚えやすいと思います。

というのは、ブログだと、不特定多数が見るので、「秘伝」は書けないし、「重要なポイント」も書けないのです。
何故かというと、今の時代は平気で人のモノを、自分のモノのように公開する人が多いからです。
ですから私のブログは、スレスレまでしか書きません。(← ちょっと意地悪?)
本物か偽物化を区別させるためです。

そして、もう一つ大きな理由があります
それは、
「新城のブログに書かれた方法でやってみたのだが、ぜ~んぜん効かなかった」と言われるのが嫌なのです。
駆け出しの人が、ブログを読んで臨床をしても、患者さんの体位、ツボの位置、鍼の刺し方、患者さんを動かす順序が違うと、効かない場合も多いからです。

そのためにスクーリングをして「使える」ようにしたいのです。

「DVDセミナー」への参加方法は近々ご案内させていただきますので、少々お待ちください。
2019/01/22

腰痛:経絡筋力テストの使い方 「DVDセミナーで道標を!」

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この姿勢が困難という場合には右背や腰の筋肉が緊張しています 



多くの人が経験する症状に腰痛があります。
腰痛が起こった時の評価(検査)は、最初に捻じれを診るのがいいと思います。
と言っても、歩けないとか、歩くときは前かがみでしか歩けない、という時には、炎症がひどくなっていますので、素人が下手なことはしないほうがいいです。
(素人でも方法はありますが、それは次の段階です)

そして、「腰痛」があるからと言って、腰を揉むのも感心しません。
理由は、先ほども言ったように炎症が起こっているからで、炎症の起こっている部位を揉むと、その時は良くても、時間とともにひどくなってしまう場合があるからです。

では、どうしたらいいのかと言いますと、最初に評価(検査)をします。
立ったまま、或いは寝たままでいいので、左右に腰を捻じってみます。
上の写真は、寝た状態でゆっくり腰を捻じっています。
その時、立てた膝を左に捻じのが困難という場合には、右の腰や背中の筋肉が緊張しています。

これは立位でも、座位でも同じですので、どこに原因があるかを考えればいいわけです。
このような場合は、多くが肝臓に原因があるのですが、時には右の腎臓や上行結腸、或いは子宮や卵巣に原因がある場合もあります。

さて、ここで問題です。

この場合に、仙腸関節や股関節はどうなっているのでしょうか。
はい。
その通りです。
それらの関節の動きは悪くなっています。

ですから、仙腸関節や股関節を調整しても腰痛はある程度治まります。
もちろん治ってしまう場合もありますが……。
七星鍼法でも股関節や仙腸関節の調整は行います。
私は時間があれば、仙腸関節や股関節も診ますが、時間がない場合は、指で行う「骨格調整鍼」を使います。

腰を左右に捻じらせて、動きの悪い方に倒したまま、手のツボを刺激するのです

「ここを指で押しますが、ちょっと痛いですよ」と言いながら、パッと押し、

「はい。今度はこちら側に倒してください。そして再び先ほど動かしにくかったところに膝を倒してみてください。どう? 動きやすくなった?」

「あれ? 痛くないです。えっ?」とたいていの人は笑います。(^_^;)

これで腰痛は、半分以上治まっています。
しかし、それだけでは終りません。
それだけで終わると、すぐに再発させてしまうからです。
ですから、その後に原因となっている筋骨や臓腑を整えるのです。

これは基本鍼法を学んだ人なら簡単に理解できるはずです。
何故なら、「基本」だからです。
何故「基本」かというと、歪みは中心(この場合は脊椎)から起こっている場合が多いので、その中心を整えることで、枝葉まで整います。

(私の場合)筋骨系の勉強をしていると、この基本を忘れてしまい、「部分へ、部分へ」と枝葉に走ってしまうこともありました。
そうなると、細かい所だけに目がいき、「本質」が見えなくなります。
わけがわからなくなってしまうのです。

そんな場合は「基本に帰る」ことを思い出すようにしました。
この基本を私は30年以上も使っていますが、この基本を覚えていると、他の検査法(評価法)や矯正法が見えてきます。

つまり、「どこの検査(評価)をしているのかな」ということがわかってきます。
次々発表される「治療法」も、この基本で理解できます。
実際、私も良く新発売されるDVDを何十本と買いましたが、常に基本から考えるようにしているので、「手を変え品を変え」のように思えてなりません。

だからそれを「基本」というのです。
それがわかれば、矯正は楽なものです。
矯正も基本に従って行えば、上手くくからです。
そうすることで、早く、確実に、治療テクニックを身に着けることができると考えるのです。

つまり「近道」です。
2019/01/21

経絡筋力テストの応用 「DVDセミナーで道標を!」

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心包経の経絡筋力テスト 



七星鍼法の基本実技の「経絡筋力テスト」の説明を続けていますが、これはいろいろな実験でも使うのですが、臨床でも使います。
たとえば、皆さんが普段使っている診断法で、「心包経が弱い」と診断し、心包経での気の流れを順調にするために、どこかのツボを使うとします。

七星論では、心包経と脾経は対応経絡ですので、脾経のツボを使ってもいいですし、心包経は、「心臓の筋肉」という考え方もしますので、筋肉とは、即ち肝の力と考えて、肝経のツボを使ってもいいのです。
もちろん、心包経のツボを使うと、心包経の筋力は上がりますので、心包経のツボを使ってもいいです。

ただ、心包経の筋力を上げるのに心包経を使うことは、最初のうちはいいのですが、自分でも「芸がない」と思うようになってきますので、そこは少し理論的なことを入れて、実験を行うと、もっと楽しくなります。

上の写真は、DVDにある心包経のテストですが、ここでは「任脈」を使っています。
最初に、心包経の筋力を調べ、
次に、心包経を指で押したまま心包経の筋力を調べます。
すると、指を当てているだけなのに、すごい力が入ってくるのです。

これは、経絡の「エネルギー循環」を考えたものですが、このテクニックは、七星論での七星配置を利用すると、いろんな部位で、いろんな実験をすることができます。
たとえば、お腹に配置した七星は「腹七」と呼んでいるのですが、その腹七を使っても、全ての経絡をテストすることができます。

腹七の使い方は、2017年に、FAT:function adjust treatment(機能調整療法)というタイトルで実践塾で公開しましたが、ものすごく面白いセミナーになりました。
最初に私がやって見せたのですが、それを見ていた参加者の一人が、「嘘でしょー!」と声をあげたのです。

そこで、
「いやいや、ほんとかどうか自分でやってみればわかりますよ」と、今度はその参加者にやってもらったのです。
すると、私と同じように、モデル(参加者)の筋力が上がったので、オーバーではないのかと思うぐらいビックリして、大笑いしていました。

こういうことを患者さんにやってあげると、患者さんはビックリしながら笑います。
笑ってもらうのが目的ではないのですが、笑ってもらうことでコミュニケーションが取れるのです。
七星論での「七星配置」というのは、体の各部にありますので、それを適宜使うことで、いろんなテストができ、患者さんとの信頼関係を築くことができます。

また、こういうテクニックが使えるということは、体のメカニズムを知っていることになるので、治療師としての信用も厚くなると考えています。
治すことも大事ですが、患者さんが喜ぶことをやってあげることも大事です。
そうすることで、患者さんとの距離が縮まってくるはずです。

いや、縮まってきます。

それは、鍼灸師仲間にやってみるとわかります。