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2018/12/31

プロの技:年末の大掃除

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レースのカーテンも替えてもらったら明るくなりました 




クーラーもバラして洗ってくれます 



昨日は、年末の大掃除を業者の方にお願いして無事終了しました。
この業者さんとも長いお付き合いで、かれこれ十数年になります。
なので、私たちがいなくても、いろいろ考えてやってくれるし、仕事に関しても一途な方なので、120%安心してお任せしています。

きのうは、少し時間があったので、仕事を見せてもらったのですが、非常に感心するところがありました。
自宅と治療院の掃除をしてもらったのですが、とにかく仕事が早い!
二件の家の壁、床、空調、換気扇、など全ての掃除を終わらせてしまったのです。

見ていると、動きに無駄がない!
所謂「プロの手さばき」。
治療院の床は、掃除機で吸って、アルコールを吹きかけて除菌までしてくれたのですが、「さっぱりー!」という感じになりました。



除菌はベッドの下までやってくれます 


そして驚いたのは、クーラーをばらして掃除をするときです。
クーラーの中に張り付けられたネットには、当然ゴミが溜まりますが、そこはゴミだけじゃなく、「油汚れのような汚れ」も付着しています。
ですから、私たちが家庭用の洗剤や油落としを使っても、新品のようにきれいになることはないはずです。(やったことがないのでわかりませんが……)

ところが、サッと10分ぐらいで洗ってくれたら、ピッカピカになっているのです。
新品のようにきれいになっているので、聞いてみました。



こんなに早く油も落ちるのですか 



「洗うとこんなに綺麗になるんですか?」

「ああ、これは普通の洗剤ではなく、プロ仕様の洗剤なんです。その中でも、ちょっと変わった洗剤を使っていますので、他の業者さんでも、ここまでは綺麗にならないと思いますよ」と言う。

私は、「ふ~ん!」と言っただけでしたが、内心で「プロ中のプロやな」と考えていました。
何故なら、私は昔から、プロは道具の使い方が上手いと思っていたからです。

鍼灸でも一緒です。
鍼をして「痛い!」と言われたら、細い鍼を使う。
或いは、鍼を使わないようにする。
これでは、鍼の価値が活かせないのではないかと思います。

つまり、鍼の値打ちが下がると思うのです。
鍼をするということは、その場での治療が済んでも、鍼の刺激を残して治療効果を上げるというのが利点だと考えているからです。

ですから、拙著『人体惑星試論奥義書』を書くときも、鍼の太さや、治療効果の持続時間などもいろいろ変えて実験を繰り返したのです。
(その結果は、その本に書いてあります)

私が職人の生まれなので、この業者さんのように「職人気質」の仕事を見せられると、ほれ込んでしまいます。

今年もお世話になりました。

どうぞ皆さま、良き新年をお迎えください。m(__)m
2018/12/29

右肩の脱臼

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黄色く塗ったところが痛い 




三角筋 



「右肩を脱臼して、接骨院で脱臼は治してもらったのですが、肩の前側に痛みが残っていて、モノが持てない」という方が来られました。

ベッドに座ってもらったまま、肩関節の動きを診ると、肘から下を外旋するときに痛みが出ます。
これは肩関節の脱臼は治っていますが、肩関節に関わる筋肉が正常ではないことを示しています。

接骨院の先生は、「できるだけ肩を使わないようにして、肩に負荷をかけないでください」と話していたそうです。
しかし、「年末で仕事も忙しいので、右腕を使わないわけにもいかないので、できれば痛みを治してほしい」と訴えていました。

で、座位のまま、肘を曲げて外転させると、90度も曲がりません。
そこで、肩関節を調整する手技をやりましたら、外転の角度は大きくなったものの、上腕の痛みは取れていませんでした。

肩関節というのは、関連する筋肉や腱が多いので、ややっこしいのですが、筋肉は骨に付着していますので、骨格の歪みを整えれば治まる場合が多いのです
つまり、大胸筋や僧帽筋、棘上筋、棘下筋、頭板状筋、広背筋等々(もっとたくさんありますが)、肩関節に関係する筋肉は非常に多いものです。

ですから、私は先に脊椎や肘関節から診るようにしています。
と言うのは、たとえば仰臥で、バンザイをさせて、手首を捕まえて揺すると、ゴキゴキ音がする場合、胸椎下部の歪みを整えれば治まるからです。
つまり、これは、肩関節の異変と言うより、脊椎の異変と考えた方がいいということです。

ですから、この方の上腕の痛みも、脊椎を診ればわかると思いましたので、脊椎を診ましたら、きっちり歪みがありました。
なので、座位のまま脊椎を整えてから、念のために仰臥になってもらい、頸椎まで整えました。

それで結果を聞くと、

「痛みが取れました。これなら仕事をしても大丈夫だと思います」と言ったので、それから全経絡を整えて治療を終了しました。

そして帰宅してから、Lineが入り、
「おかげで31日まで(仕事を)頑張れそうです」と書かれていました。
2018/12/28

右手の親指(中手骨)を曲げると中手骨とCM関節が痛い

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写真① 曲げると緑色で塗った辺りが痛い




写真② グッと握っても痛くなくなりました



写真①のように、右手の親指を曲げると、中手骨辺りとCM関節が痛いと訴える方が来られました。
よくある症状ですので、
「とりあえず、そこの痛みだけ取ってみますので、写真を撮ってブログに載せさせてくれませんか」と聞いたら、二つ返事で承諾してくれました。

それで、上部胸椎を調整してから、
「はい。親指の痛みを確認してくれませんか」と言うと、指を曲げてから、

「あ、まだ少し痛みはありますけど、ぜんぜん違います」と言う。

上部胸椎の矯正でこれぐらいなら、頸椎を調整するとほぼ完全にとれるな、と考えながら仰臥になってもらって頸椎を矯正しました。
そして、再び起き上がってもらい、親指の痛みを確認してもらったら、写真②のように親指を中にして、グーを握って、

「あ、痛くないですね。大丈夫です」と言ってくれました。

ま、その方の主訴は治まったんだからそれでいいだろうと思うかも知れませんが、実は、そこからが大切な治療になるのです。
鍼灸は、再発させないようにするために、臓腑治療を中心に行うのが基本だからです。

さて、この方の臓腑はどこを狙えばいいのでしょうか。

親指には、肺経の経絡が流れています。
ですから、肺経を狙えばいいように考えるかも知れません。
しかし、七星論で診ると、CM関節は、七星論での「地=心包・三焦」に属し、MP関節は、「火=心・小腸」に属します。
そして、痛みが出ているのは、腱ですので、「筋・腱」は肝に属するのです。

ちょっと難しくなってきましたが、以下のように考えてみてください。

① 親指:肺経

② CM関節:心包・三焦経

③ MP関節:心・小腸経

④ 筋・腱:肝・胆経

そして、さらに七星論で考えますと、肺経と肝胆経は対応経絡です。
そして経絡は、金→地→火と流れています。
と言うことは、金を整えれば地が整い、地が整えば火も整うということが考えられます。
つまり、肺経を整えれば、心包・三焦経や心・小腸経も整うと考えられるわけです。

そこからさらに難しくなるかも知れませんが、肝経と肺経は対応経絡ですので、肝経を整えれば、肺経も、心包・三焦経も、心・小腸経も整うと考えることができます。
ですから、基本的に肝を整えれば、それらに準じた経絡が整い、臓腑も整うということになるわけです。

結論を言いますと、筋骨系で上部胸椎を整え、次に頸椎を整え、同時に肝も整えるということなのです。
2018/12/26

腸骨と仙腸関節を同時に整える方法 於・臨床実践塾

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腸骨と仙腸関節を同時に整えるテクニック 



腸骨も仙腸関節も、それぞれに整えればいいのですが、臨床現場では、できるだけ時間短縮を考えて治療を行います。
そして、それが患者さんの負担を少なくする方法でもあるのです。

先日の臨床実践塾では、腸骨の前傾と仙腸関節の歪みを同時に整える方法を解説しました。
実技を公開している時、モデルになってくれた方が、たまたま膝関節がおかしかったようで、矯正をしていたら、膝がバキバキと鳴るのです。

「えっ?」と思い、

「膝がおかしかったんですか?」と聞くと、

「今朝から膝がおかしいなー、と思っていました」ということでした。

結果は聞かなかったのですが多分、良くなったのではないかと思います。
というのは、このテクニックを使うと、仙腸関節、股関節、膝関節、足関節が整うからです。

このテクニックは、自分ではできないし、他の方に施すときも、場合によっては、術者の足まで使います。
上の写真を見ると、マスクを掛けた先生が、右足をベッドに乗せて、右膝でモデルの方の膝に当てているのがわかると思います。

ですから、ちょっと器用さも必要になってきます。
しかし、あまり器用でないと思われる人は、腸骨と仙腸関節を別々に矯正すればいいので、「問題はない」と言えば、問題はありません。

ただ、このテクニックを使うと、「O脚矯正」もできるので、O脚の患者さんが来られた時には、このテクニックを使った方がいいと思います。
そして、上の写真では、ベッドの上に目の粗いシーツが敷かれていますが、それだと患者さんの足を下側に滑らせにくいので、できれば滑りのいいシーツの方がいいです。

話は変わりますが、その日に行った「新・頸椎矯正法」はほんとに良かったと思います。
参加された方からも、「あれはいいですね」とメールも来ていましたので、多分そのテクニックを使ってみたのではないでしょうか。

多分、新・頸椎矯正法に関連する上部胸椎の矯正も一緒に使ったのではないでしょうか。
と言うのは、新・頸椎矯正法の前に、座位で1~2分上部胸椎を矯正するだけで、頚椎矯正の結果がだいぶ違うからです。

正直言うと、私自身、頚椎矯正がこんなにもいろんなところに変化を出すとは思ってなかったので、改めて頚椎矯正の重要性を認識したぐらいです。

頚椎矯正で、一番問題になると思われたのは、

① 正確に頚椎1番を触ることができるか

② 頚椎の歪みをどう判断し、どう矯正するか

の2点だと思います。
私もカイロやオステオパシーの講習を受けたり、DVDを購入して勉強したりしたのですが、今回私が考えたようなこの新・頸椎矯正法のようなテクニックはなかったのです。
あるかも知れませんが、私は出会うことがなかったのです。

ですから、上手く矯正するための角度や力は何度も試しました。
この方法なら手技療法に慣れてない鍼灸師でも使うことができるので、もう一度、来年にでもセミナーを開催しようかと考えています。
2018/12/25

足根骨と足挙げテスト: 於・臨床実践塾

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足を持ち挙げてもらってもこれぐらいしか挙がりません 




足根骨を調整したら、自力で写真のように挙がりました 



マスクをしているのは、顔を隠すためではありません。(^_^;)
今回の臨床実践塾は、頚椎矯正をするときに、術者とモデルの顔の距離が近づくので、マスクを用意して、全員にマスクを着用してもらったからです。
セミナーではマスクは遠慮してもらっていますので、誤解のないようにお願い致します。


先日の臨床実践塾では、頚椎に関係のある部位の調整法を解説しました。
頚椎はいろんなところと関係していますので、肩関節、上腕、前腕、手指骨、上部胸椎、腰椎、仙腸関節、股関節、膝関節、足関節、足根骨等々、「全ての骨格」と言ってもいいほど広い範囲に跨ります。

肩関節や上肢の関節や筋肉なら分かりやすいのですが、下肢の関節は、ちょっと想像しにくいかも知れません。
なので、足骨の矯正も含めたのです。
臨床実践塾では、毎回の実技で、体が変化するのを見てもらい、皆さんでやってもらい、「それで納得してもらう」という手順でやっていますので、今回もいろいろやりましたが、参加者の皆さんから

「おおー!」と声が上がったのが、この足骨矯正の変化でした。

と言うのは、最初に足を挙げてもらったのは、他の方に手伝ってもらったのですが、1~2分、足骨を矯正したら、モデルになった方が自分でサッと足を挙げたのです。

ご存知の方も多いと思いますが、足の踵骨(踵の骨)の内側にある「水泉」と言うツボを押して、痛みがあれば、頚椎が歪んでいる可能性があります。
そして、そこに鍼灸を施すと、首の痛みが治ったりします。

このように説明すると、足根骨の矯正で足が挙がり、足根骨の矯正で頚椎が整うというのも理解できるのではないでしょうか。
つまり、頚椎は、頭骨(頭痛や顎関節の治療で頚椎矯正を使う)だけでなく、体幹につながる全ての関節に影響があるということなのです。

さらに、七星論で観ますと、頚椎と臓腑の関係まで分かります。
頚椎1番が「水:腎・膀胱」、頚椎2番が「金:肺・大腸」、頚椎3番が「地:心包
三焦」~~~、というようなつながりです。
それが理解できれば、頚椎を矯正するだけでなく、再発を防ぐ治療までできるようになるわけです。

ですから、頚椎ヘルニアなどは別にして、首の痛みや違和感が取れないという人は、臓腑の異変を疑ったほうがいいのです。
臓腑の異変で多いのが、心臓、心包、肺などですが、肝臓や腎臓からの影響で首がおかしくなっている人もいます。

そこは、やはり専門的に仕事をしている人に診てもらったほうが賢明です。
何故なら、たとえば心臓や心包の異変だと思い、そこだけ狙って刺激(温灸や指圧)を与えていますと、たまに痛みが強くなる人がいるからです。
2018/12/24

きのうの臨床実践塾

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伏臥で骨盤矯正 



きのうの臨床実践塾も楽しかった。(^ワ^)
上の写真は、伏臥での骨盤矯正の解説をしているところです。
きのうは気付かなかったのですが、今朝、この写真を見て、笑ってしまった。
まさか、そういう角度から見ていたなんて想像もしなかったからです。

伏臥や仰臥での骨盤矯正は、骨格矯正鍼のような矯正力はないのですが、治療の流れに沿って矯正できるので、非常に便利なものです。
たとえば、問診の時は患者さん自身も気付いてなかったのが、伏臥になってから太ももや膝の痛みを言訴える方もいます。
そんな時、パッと骨盤を矯正してあげると、それで済むので、とても便利です。

つまり、太ももや膝、あるいは足関節が主訴でない場合、伏臥や仰臥になってから、その症状を思い出す人もいるわけです。
そんな時、患者さんの体形を変えずに症状をとってあげるわけです。

このようなテクニックは、基本的な骨盤矯正を学ぶときに、歪みの検出から、矯正理論、矯正実技を知ってないと難しいと思いますが、理論的なことがわかればとても簡単なことです。
きのうの解説でも、「簡単過ぎるので、つまらないかも知れませんが……」と言ったのですが、皆さんの顔を見ると、

「何が?」という顔をしていました。(^_^;)

今まで、股関節や仙腸関節の矯正法は何度か説明して来たので、てっきり理解しているものと思っていたのですが、私の説明の仕方が悪かったのか、あまり理解されてなかったようです。

反省 (-_-)アレ?・・・ハァ・・・

ま、来年からの臨床実践塾は、スタイルを変えて行いますので、そういうことがないように流れを考えていきます。
2018/12/23

きょうの臨床実践塾も面白いと思います

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ハーイ! 



きょうの臨床実践塾では、面白いことを見ることになると思います。
実は、最近の臨床で、私も驚いたのですが、頚椎を矯正することで、誰が見てもわかるほどの胸椎の歪みが矯正されていたのです。

不思議でした。

しかし、七星論で考えると、理論的な説明ができます。
それは、頚椎にも胸椎にも七星を配置してあり、どこかの七星(任督、腎・膀胱、肺・大腸、心包・三焦、心・小腸、肝・胆、脾・胃)を整えることは、他の七星も整えることになるからです。

そのような理論と実技を予定しています。
詳しくは、明日以降のこのブログで解説したいと思います。
2018/12/21

小指の第二関節が痛い 七星鍼法 (12月23日の臨床実践塾)

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写真① 第二関節(PIP関節)




写真② 右肝査穴



写真①で示したのが、第二関節(PIP関節)ですが、この関節の痛みは、関節の隙間が狭くなって発症する「プシャール結節」が出てくるところでもあります。
プシャール結節の場合は、レントゲンを撮ってもらうと、すぐにわかります。

でも、私のような鍼灸師ではレントゲンは撮れません。
なので、脈診や脊椎診、その他の診断法で、その関節に悪影響を与えている臓腑を詮索しながら、反応を調べます。

東洋医学的に診れば、小指は「心臓経」と「小腸経」の経絡が流れていますので、最初にそれらの経絡から原因を探します。
そして、第二関節ですが、これは七星論で診ると、「木:肝・胆」に分類されます。

となると、「心・小腸経」と「肝・胆経」を同時に整える経穴を探します。
学校で教える経絡には、そのようなものはないのですが、七星論だとそれがあるのです。
つまり、肝経か胆経の「火」の位置に取穴するか、心経や小腸経の「木」の父に取穴するわけです。

写真②が、「肝経の火」に取穴したところです。
刺鍼をして、すぐに

「どうですか小指の痛みは?」と聞いたところ、キョトンとしていました。

多分、「足に鍼をしたのに、なんで手の小指の話をするのだろう?」と考えたと思います。

そこで、
「いやいや、さっき小指を曲げたら痛いと言ってたじゃないですか。その痛みのことを聞いているんですが……?」と聞いたら、やっと目が覚めたように、小指を動かし、

「あ、痛くないです」

「・・・・・」

「これは何でですか?」と聞いてきたので、

「実は、これこれしかじかなんです」と説明しましたら、

「ふ~ん」と、わかったようなわからんような返事をしていました。(^o^)

ということで、それで小指の治療は終了したのですが、顔を見ると「消化不良」のような顔になっていました。
これは七星論を勉強した方ならわかると思いますが、七星論を知らない人には、チンプンカンプンかも知れません。

すみません。m(__)m

でも、来年からは新たな企画で、
「七星鍼法」と題して、人体惑星試論(七星論)での「診断と治療法」を、通信教育で教えていく予定にしています。
具体的な詳細はまとめていませんが、私の頭の中では、だいたいのイメージはできています。
2018/12/20

腰痛なのに首ですか? 新・頸椎矯正法 (12月23日の臨床実践塾)

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ビフォー         アフター

やらせではありませんよ。本人は必死ですから (^o^)



21歳の男子が腰痛でやってきました。
今日で2回目です。
前回の治療で3日ぐらい楽だったそうですが、徐々に痛くなってきたそうです。

この方は、鍼灸師なので、「何かためになることを教えておこう」と思い、左の腎査穴を指で軽く押して、
「はい。前後に曲げてみて」と言うと、立ち上がって腰を前後に曲げていましたが、よく曲がるので、笑っていました。

そして、
「実はこの腰痛は腎臓が関係しているので、腎臓のツボを軽く触っただけで腰が曲がりやすくなったんです。そして、腎臓に異変があると、頸椎1番も歪んでいる場合が多いので、ちょっと頸椎を調整してみましょうか」と頸椎を調整したら、手応えを感じたので、

「はい。もう一回床に降りて腰を前後に曲げてみて」と言うと、その通りにしていました。

あまりに曲がりすぎるので、またも笑っていました。
多分、彼の頭の中でも「?????」だったと思います。

さて、何故「腎臓と頸椎1番が関係するか」ですが、これは七星論(人体惑星試論)を勉強した方にはわかるはずです。
七星論では、「腎は水に属する」と考えています。
そして、「頸椎1番も水に属する」と考えているのです。
ですから、頸椎1番を動かすことは、腎臓を動かしているようなものなのです。

つまり、頸椎への七星配置で、頸椎1番が水、2番が金、3番が地、4番が火、5番が木、6番が土、と並んでいるわけです。
ですから、どの頸椎に異常があるかを知るだけで、どの臓腑を治療すればいいのかがわかるわけです。

新・頸椎矯正法は、肩がものすごく楽になるので、肩を触って硬ければそのまま新・頸椎矯正法を使っているのですが、ほんとに効果的な頸椎調整法です。
2018/12/19

自律神経調整にも新・頸椎矯正法 (12月23日の臨床実践塾)

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新・頸椎矯正法は見るだけだと普通の頚椎矯正のように見えますが……



頚椎1番は、カイロプラクティックやクラニオ・セイクラル・オステオパシーなどでは、「自律神経の調整」として矯正します。
それは、脳と体幹の境目にあるのが頚椎1番なので、そこに障害(圧迫や捻れ等)が出ると、自律神経が乱れると考えられているようです。

そして、実際にもそのようなことがあるようです。
それは、頚椎1番を矯正すると、自律神経が原因と思われた疾患が治まってくるからです。
たとえば、一番多いのが「目」のようで、頚椎1番を調整すると、こちらが何も聞かないのに、

「目が明るくなりましたわ」とか

「かすんでいたのが晴れてきましたね」などと言うのです。

また、汗かきの方が、たった2回しか治療してないのに、
「完全に治ったわけではないが、ましになっている」と言ってくれたり、
「寝にくい」と言ってた方が、治療の途中から、
「眠たくなってきた」なんて言ってくれるからです。

この現象は、頭蓋骨療法の研究をしているときにも経験しました。
しかし、頭蓋骨療法の場合は、頭蓋骨の縫合を緩めるので、眠気が来るのは理解できますが、頚椎調整の場合は、特に頭蓋骨を調整しているわけではありません。
頚椎1番を含めた頚椎を調整するだけなのです。

これらのことから、少し飛躍しますが多分、頚椎1番を調整することで、蝶形骨まで動くのではないかと考えらるのです。
それは、蝶形骨を左右に動かすことで、蝶形骨は頭蓋骨や脳の分野と連結していますので、その部が正常位に戻ると眠気が来ると考えているからです。

また、「頭がすっきりした」という方もいますが、それは頚椎調整で大脳皮質の「眼窩前頭皮質」にも作用するのではないかと考えてしまうのです。
眼窩前頭皮質は、「思考や判断の中心的な役割があり、視覚、聴覚、感覚とともに、味覚や嗅覚情報も収斂していて、扁桃核、海馬、視床下部、線条体とも密接な結び付きがある」という説明があることから、首(頚椎)を調整することで、大脳皮質までいい影響が出ているのではないかと考えてしまうのです。

そして、頭蓋骨療法で、後頭乳突縫合を調整することにより、さらに「気持ちいい状態」になるのですが、それは、人間が受け取る情報の80%以上が目から入ると言われ、その情報処理に疲労していた目や脳が解放されるからだと思います。

新・頸椎矯正法が思わぬ方向に行ってしまいましたが、これは単に、首・肩の凝りや上肢の異変を治めるだけではないようなので、深く研究する必要がありそうです。