FC2ブログ
2018/08/31

右腕右足のだるさと痺れ感、、、、。偶然に新しい診断法を見つけた (2018.09.23の臨床実践塾準備)

この「診断即治療」は、 Gooブログ にも掲載しております。


新しい診断法 



9月23日の臨床実践塾は「即効的な特殊鍼法」を公開するつもりですが、昨日、ひょんなことから新しい診断法を見つけてしまった。
新しいと言っても、診断法が新しいというよりは、診断をするときの患者さんの姿勢の問題です。

年齢75歳の方で、初診は6月1日。
初診のときの主な症状は、
 右腰から足にかけて痺れる。
 歩くときにふらつきがある。
 肩が凝って頭痛がする。

脈を診ると「洪脈」のような感じがしたので、
「脳梗塞か脳出血のような感じがするので、脳神経外科へ行ってMRIで検査してもらえませんか」と告げ、とりあえず症状を緩和させる治療をしてお帰りいただいた。
そして脳神経外科で行ったらしいのですが、検査の結果は「脳出血」で、すぐに手術をしたそうです。

次に来られたのが、6月の30日で、前回の手術の話などを聞かせてもらいました。
しかし、まだ右腰から下腿外側と右前腕に痺れがあり、「だるい」と言う。
脳出血したのは、右なので、右に痺れが出るというのもおかしな話だと考えていたのですが、脳神経外科で検査を受けているので、こちらとしてはその検査に従うより仕方がありません。

私としては、とりあえずこの方が訴える症状を取り除くような治療として、頭皮鍼や巨鍼などをすると、その時は症状が軽くなるのです。
特に、七星論での頭皮鍼やYSNAの手法を使うと楽になるらしく、それをした次の治療日には、「前回と同じようにやってほしい」と言います。

しかし、あまりに治りが悪いし、「右半身の痺れ」という症状からして、やっぱりまだ脳梗塞があるのではないかと思い、近くの脳神経外科を紹介して行ってもらいました。
結果は、「脳は問題ありあません。腰の骨が歪んでいるのではないかと思います」と言うことでした。
その結果を聞いたときには、「年齢的にラクナ梗塞(隠れ脳梗塞)があっても不思議じゃないから、そのような回答を出したのではないかな?」と考えていました。

そして16回目の治療のときに、ふとしたことから、体に変な歪みのあることがわかりました。
それを見た瞬間に「これかもしれない」と思い、ご本人にそのことを伝えて、そこを中心に治療することにしました。

刺鍼の方法も、最近考えた方法でしましたが、かなり上手くいきました。
治療が済んで、

「どんな感じですかね」と聞くと、

「気持ちいいですわー。楽ですわー」と言っていました。

その方の治療が済んでからも、偶然に発見した診断法が気になり、スタッフ全員をモデルにして診断してみました。
すると、一人だけ「ん、ん?」と思うスタッフがいましたので、

「何かあるやろ」と聞くと、

「実は〇〇が時々痛いんですが、言いそびれていました」と言う。

「うん、わかった。そこに寝てみて」と、ベッドに寝てもらい、手技で異変を調整した後、

「どう?」と聞くと、

「不思議ですねー、あんな軽い力で症状が消えるんですね」と言う。


「グッとつかんだ感じ」でした。

何をつかんだかって?
「新しい診断法」です。
大阪では、「やったー!」と思うときは、拳を握り、「つかんだ!」と言いますので、そのことです。(^o^)


もう言いたくて言いたくて口がモゾモゾしているし、書きたくて書きたくて指がムズムズしているのですが、これは「秘伝の診断法」にしますので、残念ながらここには書きません。
2018/08/30

「肺がんと思われたスクレラのサイン」・・・スクレラ分析の価値はここにもあります 

この「診断即治療」は、 gooブログ にも掲載しております。



写真① 治療前に撮影したスクレラ



写真② 2週間後に撮影したスクレラ



スクレラ分析にはいろいろなパターンがあり、それを覚えるだけでも大変です。
だからスクレオロジーを学ぶ人は少ない。
それは、今の時代は、以下の条件を求めている人が多いからだと思います。

① 簡単に学べること(たとえば「1日10分で英語が話せるようになる」とか

② 初心者でも誰でも、努力なしにできる

③ すぐに確実に成果が出る(すぐに利益につながる)

④ 高い確率で成功できる(合格率の高い学習塾)

これは治療業界でも一緒です。
毎日届く「セールスレター」の内容は、ほぼ100%このような内容になっています。
それは、セールスレターは販売が目的だからですが、「主婦でも」とか「初心者でも」という文言には抵抗があります。
ま、セールスレターなので、仕方がないのですが、中には詐欺まがいなレターもあります。

さて、上の写真の説明ですが、写真①は治療前に撮影したものです。
下の写真②は、写真①から2週間後の写真です。

どこが違っているかと言うと、写真①の赤丸で囲んだところは、スクレオロジーで「新生物」(通常の組織ではなく病変の可能性がある組織)という観方をします。
それが、2週間後にはサインが薄くなっています。

実はこの方、
「嫌な咳が続いている」
「胸が時々痛い」
「息が苦しいときがある」
「嗄声(させい)になるときがある」
といった症状を訴えて来た方なのです。

スクレラを撮影して、「もしかしたら肺がんかも」と思ったので、背中にお灸をすることを勧めたのですが、「いいですよ。なんでもしてください」と言うので、当院でもお灸をしたのですが、家でも1日おきにお灸をしてもらうことにしました。

そして2週間目に来られた時には、まだ症状は残っていたのですが、「苦しさは消えた」と言っていました。
病院での検査は、「何ともない」ということだったらしいのですが、私は新生物(がんの初期症状)だったのではないかと考えました。

2週間後にスクレラを撮影したときには、
① 症状がだいぶ改善されている

② スクレラに出たサインが消えつつある

の二つの結果だけで、ほっとしました。
特に、スクレラのサインが薄くなっているのを見た時には、「これで大丈夫だ!」と思ったものです。

そうです。
スクレラ分析は、治療師にも有益な情報になるのです。
いろいろな診断法があり、それぞれに特徴がありますので、私たちは、いくつもの診断法を勉強して患者さんに還元していきたいと考えています。
その一つが「スクレラ分析」になるわけです。
2018/08/29

腕を挙げると右肩が痛い「先日の臨床実践塾で解説した治療法」 

この「診断即治療」は、 gooブログ にも掲載しております。


これだけ上げると肩が痛いです



ちょっと鍼をさせてくださいねー



「おおー、ここまで挙げても痛くないです」



五十肩(肩関節周囲炎)は、治療師にとって仕事の支障になる症状です。
先日の臨床実践塾で、

「右肩が痛いのですが、治してもらえませんか」という先生がいました。

「えっ? 誰がですか?」

「いや、僕が!」

「あら、わかりました。きょうは五十肩の新しい治療法もするので、そのモデルになってもらってもいいですか?」

「はい、いいですよ」

ということで、五十肩の治療法の解説が始まるまで待ってもらい、五十肩の治療法が始まってから、

「きょうは、素晴らしいモデルになる先生が来られていますので、今まで一度もやったことのない治療法を公開します」と言ってから、理論的なことを話し、実技に入りました。
実は、この治療法は、理論では組み立ててあったのですが、使うのは初めてで、参加者の皆さんにも、「この治療法をテストするのは今日が初めてです」と説明してから実技に入りました。

写真①
「はい。ではどれぐらい挙がらないのかを見せていただけませんか」と言うと、腕を挙げてくれて、右肩を触りながら、
「挙げると、すぐだるくなるので、そのままの状態を維持できません」と言います。

写真②と写真③
そこで、最初に腕橈骨の「尺沢より3横指ぐらい下」に刺鍼してから、
「はい。手を挙げてみてください」と言うと、腕が真っすぐに近い状態まで挙がり、参加者の皆さんからも、「おおー!」というような声が聞こえました。
そして本人は、2~3ご腕を上げ下げして、
「だいぶ楽になりました」と言ってくれました。

そう言ってもらっても、私自身が満足ではなかったので、もう1本鍼をさせてもらい、再び腕を挙げてもらいました。
その時点でだいぶ良かったのですが、ついでなので「五十肩の関節調整法」も説明しておきました。

五十肩は治療のパフォーマンスによく使われ、私もこのブログに何回か載せました。
鍼で行うこの治療法は、今後さらに発展すると考えられます。
と言うのも、このセミナーに参加した方から以下のようなメールが届いたからです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
先生、昨日はありがとうございました‼️久しぶりに実践塾に参加でき、先生にお会いできて嬉しかったです!スクレラ、治療に使っていけるように一から学びなおそうと思いました😄
あ、早速、今日、五十肩の患者さんがいて、昨日の実践塾が活きました😃ありがとうございました❗️
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2018/08/28

先日の臨床実践塾で解説した「薬物依存のサイン」について 

この「診断即治療」は、 gooブログ にも掲載しております。


薬物依存のサイン



人それぞれに、人それぞれ哲学があります。
「痛みが出る前に薬を飲む」というのも、その一つだと思います。
上の写真は、ドラッグ依存のサインが出た方で、薬物を常用しているとこのサインが出てきます。(飲んでいる薬によります)

近年解禁になった「ロキソニン」に、私は解禁になった時から注意を促してきました。
それは、このロキソニンというのは、炎症性物質のプロスタグランジンと言うのを抑えて痛みを和らげたり、熱を下げたりする薬ですが、常用するといろいろな症状が出てきます。

そして、この消炎鎮痛剤は、副作用のある薬として知られています。
どのような副作用があるかと言うと、一番多いのが胃潰瘍などの消化菅出血だそうですが、これは胃の粘膜を守るプロスタグランジンを、ロキソニンが抑えてしまうために起こると考えられています。

そして、そしてですね。
腎臓の働きを低下させることもあるというのです。
腎臓の血流を低下させるのが原因のようですが、「腎臓の働きが弱る」と言うことは、「老化してしまう」ということにつながります。
それ以外にも、脳血管障害や心臓血管の病気も悪化することがわかっています。

「薬の副作用は怖い!」と簡単に言いますが、どのような怖さがあるかを知らない人は多いと思います。
さらに、このような薬を常用している方で、自分の体に副作用があるのかどうかを知らない人は、もっと多いはずです。

しかし、スクレラ分析をすることで、副作用(依存)が出ているかどうかを確認することができるのです。
そのスクレラ写真が上の写真で、真っすぐな血管に波打った血管が沿うように走っているのがそうです。
上の写真は、スクレラの上半分に出ていますので、まだましですが、このサインが下半分に出ている人は、非常に「依存性」が高くなっています。

藪から棒に「薬を止めたほうがいい」と言うのではなく、「飲む必要がないときには薬を飲むのを止めたほうがいい」と言うのです。
「ちょっと頭で痛いから」とか「もうすぐ生理が始まるから」と、薬を飲んでいる人たちのことです。

ヒトの体というのは、多少の症状が出ても、体のシステムで治す力があるので、すぐに薬の力に頼るのではなく、ある程度は自分の体内に備えられたシステムに頼るほうがいいと思うわけです。
そして、毎日の食事で体はさらに変化させることもできるのです。

ですから、患者さんのスクレラ分析をして、「副作用が出つつある」と思われた場合は、注意を促してあげるわけです。
そのためにも「スクレラ分析」をするといいと考えているわけです。

正直言って、スクレラ分析はパターンが多すぎて学ぶのは大変です。
大変でも、いずれ自分の家族や友人に困ったことが起こるのを考えた場合は、学ぶしかないでしょう。
「病院に任せればいい」というのは感心しません。
特に、治療師がそのようなこと言っているようでは、そこに通う患者が可哀そうです。

① 症状から病因を判断する。
② 病因が何であるかを探る。
③ 病因に合わせて治療する。

これが治療の基本だと考えるからです。
2018/08/27

昨日の臨床実践塾も楽しかった \(^o^)/

この「診断即治療」は、 gooブログ にも掲載しております。


頭皮鍼でスクレラの変化を観る



親睦会はかなりリラックス状態



こんな差し入れもありました親睦会



きのうの実践塾は、久しぶりの方々が来られました。
皆ツーカーの仲だけに、同期会のような雰囲気でした。(^_^;)
その中に、元スタッフの方もいて、(私の頭の中では)時間が逆戻りしたような感じもありました。

セミナーは、最初に先日の「ガングリオンの治療ビデオ」から見て頂きました。
と言うのは、ガングリオンの治療法にはいくつかありまして。ガングリオンができてから少し時間の経ったのは、巨鍼で治療するのですが、これもタイミングが合わないと、なかなか見ることができないと考えたからです。
それでも、今回のセミナーのテーマではなかったし、ビデオを見れば大要はわかりますので、ビデオを見てもらうだけにしました。

それから「スクレラ分析の意義」などを説明し、スクレラの「宙区」に出たサインを、どのように治療していくかということで、僧帽筋を使って、実験を交えながら解説しました。
この実験は、今までやったことのない実験ですので、参加者の皆さんも、「おおー!」と声を出しながら楽しんでいました。

どのようなことをしたかと言いますと、最初に立位で前屈してもらい、次に「2土」の辺りを指で軽く押して、再び前屈してもらいます。
すると、最初床から指がだいぶ離れていたのですが、「2土」を軽く押した後では、スッと指が床の近くまで行くのです。

ここまでは手技療法です。

次は頭部にある「顖前・百防」(しんぜん・ひゃくぼう)に軽く鍼をすると、指が床まで着くのです。
そして実験が済んで、その鍼を抜こうとすると、頭を後ろに逃がして、
「これ、付けといてもいいですか」と言う。
もちろん何の問題もありませんので、頭に鍼をしたままセミナーを続けました。

それから内臓下垂の分析方法や腰椎後彎の治療法などを説明しました。
そして、内臓下垂と骨盤の関係、内臓下垂と腰椎の関係などを説明しながら、子宮筋腫や免疫力低下、子宮と頸部の関係、人工流産後のスクレラサンプル解説などの順に説明していきました。

そして、おそらくインパクトとして強かったのは、「仙骨の歪みと腰痛」の写真ではなかったかと思います。
臨床写真は7枚掲示しましたが、私のアルバムには、もっともっとあります。
そして、仙骨の歪みがある場合の「腰痛の治療法」も解説しました。

そのついでに、肩関節や肘関節、手関節の治療法もやりましたが、これはたまたま五十肩になった方がいましたので、その方にモデルなってもらいました。
筋肉と関節の関係、前腕と肩関節の関係、前腕の筋肉と手関節の関係など、臨床家にとっては「聞き逃したくない内容」だったと思います。

順序よく説明していると紙面がなくなりますので、きょうはこれぐらいにしておきますが、セミナー後の「親睦会」は、すごく自然な感じでした。
上の写真に載せたような「差し入れ」もあり、皆さん「美味しい。美味しい!」と飲んでいました。

美味しいお酒を差し入れしてくれた先生、ありがとうございました。

私は例のごとく「ノンアルコールビール」でした。(^ワ^)
2018/08/25

ガングリオンを巨鍼療法で治める (8月26日の臨床実践塾)

この「診断即治療」は、 gooブログ にも掲載しております。


ガングリオンを潰しているところ


私は巨鍼でガングリオンを破って、後はスタッフに潰してもらいました。


潰した後の養生で包帯を巻いたところ


この養生は大切で、ガングリオンがあったところに、綿花を折り曲げて当て、包帯で押さえておきます。
きのうは、スタッフから、
「お風呂はどうするんですか?」と質問が出ました。

この質問は大切です。
真剣に考え、後のことまで想像しているからこのような質問ができるからです。
見て、聞いて、「わかった」と思う人は危ないです。(^_^;)


ガングリオンの治し方 を、2005年7月にブログにアップしたのですが、いつの日からか、毎日ガングリオンの記事が検索されるようになった。
多い日は70PV以上、少ない日でも30PVぐらいの検索があるようです。
これは、ガングリオンで困っている人が多い、という裏付けにもなります。

ガングリオンの治し方は、発症してからの経過時間や、ガングリオンの大きさによって違います。
発症してまだ時間が経ってなく、親指の頭ぐらいなら、そのまま指で押し潰して治めます。

ちょっと時間が経って、押してみて、「指では潰せない」と感じたら、巨鍼でガングリオンの袋を破り、中に溜まったジェリーを周囲に散らします。
もっと時間が経ち、直径が2~3㎝なら、お灸で治めます。

特殊な例としては、三稜鍼(鍼灸師が使うメスみたいなもの)でガングリオンの袋を破ります。
ガングリオンで膨れた皮膚は、麻痺していますので、感覚が多少麻痺していますので痛くはありません。

昨日、手首にガングリオンのできた方が来られたので、ビデオ撮影の許可をもらって撮影したのですが、改めてビデオを見たら、生々しいし、痛そうに見えるので、ビデオは 明日の臨床実践塾 で公開することにしました。

と言うのは、人には「器用・不器用」というのがあり、十分に訓練を受けてない不器用な人がビデオを真似て治療に当たるのは、問題があると考えたからです。
理由は以下の通りです。

① 巨鍼でなくてもできるだろうと毫鍼で試す可能性がある

② 巨鍼の使えない人がやると失敗する可能性がある

③ 失敗すると、「あのビデオは嘘だ!」と言われる

④ ガングリオンの治療だけで終り、養生法を教えることができない

⑤ 何故ガングリオンができるのかを知らないので治療後の指導ができない

主にはこんなところです。

あまり偉そうなことは言いたくないのですが、ちょっとだけ……、
治療テクニックとしては簡単ですが、簡単な治療法でも真剣に取り組まないと失敗する可能性があるので、治療は常に慎重に取り組んでほしいと考えています。
2018/08/24

白目の分析方法(スクレラマップ) (8月26日の臨床実践塾)

この「診断即治療」は、 gooブログ にも掲載しております。


スクレラマップの準備



スクレラ分析は、虹彩分析に比べるとちょっと複雑になるのです。
上のイラストは、スクレラ分析の基盤を作るために書いたものですが、初めてスクレラ分析を学ぶ人には、このイラストの方がいいかも知れません。

というのは、スクレラ分析には、「角度分割」と「円分割」というのがあるからです。
それがスクレラ分析をするときの複雑あところです。
欧米のスクレラ分析マップは、角度分析ですので、血管の形や大きさや進む方向で分析しますが、私が考えた分析マップには、「円分割」というのが入るので、複雑になったしまったわけです。

ですから、スクレラを学ぶ人は、最初に上のスクレラマップを使ったほうが分析しやすいと思います。

分析方法は、円の中で起こっている血管の変化を観察します。
色、太さ、曲がり方などが主になるのですが、何度もスクレラを見ていると、だんだんわかるようになってきます。

たとえば、次のスクレラ写真を見てください。

 


左右の脳区での血管の太さの違いを見て、どちらに問題がありそうだと思いますか?
そうですよね、左目の血管が太いし、血管の先には黒い豆のようnものが付いていますので、「何かあるのでは」と考えてしまいますよね。

あるのです。
その「問題がある」と思われた部位を、手技や鍼灸を使って治療していくわけです。
スクレラ分析も七星論で組み立ててあるので、分析結果をそのまま経絡に当てはめて使えるので、便利なのです。

こういう分析から治療までの方法を、 8/26の臨床実践塾 ではお話します。
2018/08/22

肩が挙がらない・手首が痛いときの治療法 (8月26日の臨床実践塾)

この「診断即治療」は、 gooブログ にも掲載しております。


長掌筋のイラスト



長掌筋への刺鍼


長掌筋の起始は上腕骨の内側上顆と前腕筋膜で、停止は手掌腱膜です。
この筋肉に異変(傷や過緊張等)が起こると、肘関節や手関節に異変が出ます。
そして、肘関節からの影響で、肩関節にも異変が出ることもあります。

この方も、「左腕が上まで挙がらないし、手首もおかしい」とやって来たのですが、上橈尺関節(肘よりの橈骨と尺骨の関節)と、下橈尺関節(手首での橈骨と尺骨の関節)を手技で調整したら、スッと挙がるようになりました。
患者さんは「ウヒョー!」(ビックリした声)という顔をしていました。

上・下の橈尺関節が歪んでいたわけです。
上橈尺関節が歪むと、肩から前腕に伸びる筋肉群にも異変が出ます
ですから、肩が挙がらなくなるのです。

そして、この方の場合は、「手首もおかしい」と言ってくれたので、すぐに下橈尺関節にも異変があるとわかりましたので、手関節や手根骨まで調整したわけです。

ま、痛みは取れて、肩も挙がるようになったのので、「はい。これでいいですよ」と言ってもいいのですが、手技療法だけで終わると、短期間に再発する場合が多いので、経絡も整えることにしました。

脈で診ると「心包経」が弱かったので、心包経を使うことにしたのですが、心包金(心包経で金=肺・大腸に関係する部位)辺りの触診をすると、心経寄りに経筋腱収縮牽引(異変が起こると、関連する経絡・筋肉・腱に引っ張り現象が起こるという持論)が起こっているので、写真の部位に刺鍼しました。
これは、斜めに刺鍼しましたので、心経にも心包経にも作用する刺鍼法です。

七星論で観ると、手首は心包・三焦経と関係がありますので、これで手首の症状は治まるわけです。
そして、筋の付着部から検討しますと、上橈尺関節の調整にもなりますので、手技療法で調整した「上・下橈尺関節」も安定させることができるわけです。

このような治療をするのは、目を見ると、スクレラを撮影しなくても、肉眼で観察することができるので、肉眼で見たことを参考にするからです。

「職業病」と言いますか、「悪い癖」と言いますか、虹彩やスクレラを何年も研究していたので、人と話をするときには、自然に虹彩やスクレラに目がいってしまうのです。
そして、心の中で「あ、この人は胸部に異常がありそうだな」とか、「この人は腰痛があるのではないかな」なんて考えてしますのです。

電車に乗っているときもです。(^_^;)

これで知らない人に「あんた胸部がおかしいですね!」なんて言ったときには、警察に引っ張られるかも知れません。(^ワ^)
8/26の臨床実践塾 では、このような「危ないかも知れない」診断法を解説します。
2018/08/21

ひどい腰痛の治し方 (8月26日の臨床実践塾)

この「診断即治療」は、 gooブログ にも掲載しております。



ここ書いた患者さんの写真ではありません



8/26の臨床実践塾 で、腰椎の強烈な歪みの治し方とスクレラに表れる特徴を話する予定にしています。
治療法は、いろいろあるのですが、とりあえず手技療法から特殊鍼法まで行うつもりです。

そんな折、きのうは休診日でしたが、急患で電話が入りました。
「腰かけに座っていると、腰が痛くて、足も痺れていて、痛すぎて夜も眠れないし、ご飯も食べられません」と訴える電話でした。

「当院まで来れますか」と聞いたら、

「行きます。なんとしても行きます」と言うので、来ていただいた。

20代の女性で、今にも泣き出しそうな顔をしていました。
相当痛かったのだと思います。
我慢できないような痛みなら、普通は病院に駆け込むと思いますが、この方はヘルニアで2回も手術をしていて、病院での治療には疑問を持っているので、病院へは行かないのです。

呻くような声を出すので、喉も枯れているのだろうと思い、
「何もないけど、冷たい水ならあるよ。飲みますか?」と聞いたら、首を縦に振った。
冷たい水を紙コップに入れて持ってくると、ゴクゴクと飲むかと思いきや、唇を潤すぐらいしか飲みませんでした。

痛すぎて気分が悪いのです。

とりあえず痛みを取らなくてはならないと思い、痛みを取る治療から行ないました。
こういう場合は、座位での巨鍼療法がバツグンに効果を表わすので、食事もできない状態とのことでしたが、座位での巨鍼をすることにしました。

これで、歪みはだいぶ取れたのですが、痛みは完全には取れませんでした。
そこで、経絡を整えて、内臓を落ち着かせてから、いくつかの手技療法を行いました。
もちろん、骨格矯正鍼もしました。

痛みが9割ぐらい取れた時点で、治療を終了したのですが、最近、このように仙骨が右に大きく歪む腰痛の患者さんが増えてきました。
この歪み方の原因は、ほとんどが肝臓です。

そして 「肝臓が原因のようですよ」と言うと、

「えっ? 私、病院で検査しても肝臓は問題ないと言われますけど?」という返事が返ってくる時も少なくありません。
病院の検査で全てがわかるなら、誰も苦労はしません。
こんな場合は、「化学検査にかからない肝臓からの症状」とでも言いましょうか、病院がお手上げの症状になってしまうわけです。

肝臓は腫れる場合(肝肥大)と縮まる場合(肝萎縮)があるのですが、仮に肝臓が委縮した場合は、肝臓に付いている膜などに歪みが出てきて、その歪みが背部の最長筋や多裂筋にも影響を与えて、それらの筋肉も縮めてしまうわけです。
ですから、腰痛と言っても、「腰だけが痛む」わけではなく、仙腸関節が痛む人も、大殿筋や中殿筋の付着部が痛む人も、梨状筋症候群のような臀部が痛む人もいるわけです。

   

大殿筋                中殿筋


ですから、このような治療のポイントは、「肝臓を整えることを考える」となります。
肝臓が整えば、そのような症状は勝手に消えていくからです。
そのためには、治療も大切ですが、日々の生活も重要です。
仮に、毎日大酒を飲んでいる人が腰痛を起こした場合、多くの人が「飲み過ぎて肝臓が悪くなっているからだろう」と考えるはずです。

そこなんです。
そこが大切なところなのです。
それがわかるようになると、楽に治療ができるようになるんです。
2018/08/20

スクレラ分析と東洋医学理論 (8月26日の臨床実践塾)

この「診断即治療」は、 gooブログ にも掲載しております。



心・心包、三焦



虹彩分析に比べるとスクレラ分析は、少し複雑になります。
たとえば、上の写真をどのように読むかと言うと、
「心・心包に問題があるが、心包区に流れた血管はストレートになっていますので、心包・三焦の関係で、三焦経に痛みが出ている」と分析します。

そして、心区の血管はこの画像では見難いのですが、二重線になっています。
二重線というのは、動脈硬化を表わしますので、心臓の不調も伺えます。
という分析をすると、循環器系異常があるのではないかと考えます。

この虹彩の方は、腕が挙がらずに、足も思うように運べない方でした。
つまりこの方の肩は、「心・心包」が関わっており、足は三焦経が関わっていると考えます。
ちょっと難しいですね。

ちょっと難しいのですが、そういう分析ができないと、治療方針が立てられませんので、勉強と臨床経験が必要になってくるわけです。
もっとも、東洋医学を勉強して、東洋医学理論を使って臨床している方には、そんなに難しいことではないはずです。

スクレラ分析は、少し学んだだけでは臨床で困るのではないか、と考えるときもあります。
それは、私が作った「スクレラ分析図」は、東洋医学理論で組み立ててあるからです。
ですから、東洋医学を学んできた方々には便利でも、解剖学を中心に学んできた方々にはいくつかの壁があるかも知れません。

ま、でも、スクレラのパターンがわかると、それなりに分析はできるようになっています。
8/26の臨床実践塾 では、そのようなパターンと、治療法を結び付けて勉強してもらうつもりです。