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2020/01/25

左の仙腸関節が硬くて股関節が開かない (1/26の臨床実践塾)

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ここら辺が痛いです 



先日、治療の途中で左の股関節が開かない方がいました。
まるで「得意技見せてくれ」と言われているようなものです。
「あれ、左の股関節が開かないですね」と言うと、

「そうなんです。硬いですよね」と言う。

「どんなん。どんなん。やってみてくれない」と言うと、笑いながらこんなことを考えているように思えました。

「先生、喜んでいるんでしょう」

「いやいや、喜んではいないのだが‥‥。何か嬉しくてね!」

「あ、やっぱり喜んでる!」



「これ、すぐ治るんで、写真撮らせてくれない?」と聞くと、

「いいですよ。どうすればいいですか」

「向こう向きに寝て、痛みの出るところを触ってほしいんですが‥‥」

「そうそう、それでいいですよ」、、、パチリ!!!

で、
「これって、面白いですよ。10秒ですから10秒」と言いながら、横向けに寝てもらい、せんかん鍼をしました。
その日は、特に調子が良く、スーッと鍼が入ったので、サッと鍼を抜きました。

10秒もかかったかな、という感じです。
それから、仰臥になって両膝を立ててもらい、片足ずつ倒してもらったら、先ほどまで倒れ難かった足が、バタンと倒れるように開いたのです。

それにはご本人もちょっと驚いた様子で、
「あ、ほんとにスッと行きますね。あんな簡単な方法で、すごいですね」とか何とか言っていました。
(簡単じゃないんだけどなー・笑)

筋骨系の治療は、ほんとに「アッ」と言う間に変化させられるので、楽しいものです。
おっと、楽しいなんて言うと怒られるので、
「やりがいのあるもの」と言っておきましょうかね。

今度の臨床実践塾 は、久しぶりの方や初めての方も来られるので、ワクワクしています。(^_^;)
2020/01/24

むせるし、喉の奥に鼻汁が張ったような感じがする (1月26日臨床実践塾の準備)

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天突穴と雲門穴の位置



先週から、下記のような症状があると訴えて来た方がいました。

1、 鼻が詰まる感じがする
2、 鼻水が喉お奥に張り付いた感じがする
3、 肩甲骨間が凝る
4、 左胸がシクシク痛む
5、 むせる感じがする時がある

こういう場合、鍼灸では、「天突」への刺鍼をすることもあるのですが、天突を使うのは対症療法的で、私はあまり好きじゃない。

ちなみに、天突の治療効果としては、いびき、過呼吸、呼吸困難、喘息、気管支炎、咽頭炎などと書かれており、風邪で喉がやられたときなどにも使います。
しかし、実際には、天突よりも恥骨上部への刺激の方が治療効果は高いものです。

そこで私は、雲門を使いますが、雲門の効能は、「肩こり、五十肩、肺の異変で反応が出ている場合に用いるとよく効きます。
つまり、咳や喘息、胸痛といった呼吸器疾患の治療ですが、最近時々使うのは、大腸や肛門の異変にも使っています。

これは、「肺・大腸」という表裏肝経を利用したものですが、大腸経のツボを使うよりも治療効果は高いものです。

そして、この方の症状にも、「雲門に千年灸」を使うことにしました。
「前回の、雲門への千年灸で、だいぶ楽になった」と言われたからです。

治療が済んでから、鼻やのどの状況を聞いたら、
「ほとんどいいようです」と言ってくれたので、それで治療を終了しました。
本人もそのように言ってるし、六臓診をしても大丈夫そうでしたので、多分これでOKだと思います。
2020/01/23

七星鍼法の診断と治療 (1/26の臨床実践塾)

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かかとの荒れと魚の目が気になります 



この足裏を見て、
「心臓と大腸が正常じゃない」と考えることが出来ます。
それは七星鍼法での「足底分析」で、魚の目の出ている部位が「心」になり、かかとの荒れているところが「大腸」になるからです。

で、その患者さんは、何を訴えていたかと言うと、
・右肩が凝っている
・右腰がダル重い
・左膝内側が歩くと痛い
・目が疲れている

この問診では、「心」や「大腸」よりは、むしろ「肝」の方が良くないんじゃないかと考えがちです。
このような場合は、七星鍼法での「六臓診」という診断法を使って分別すれば、「心」「大腸」が浮かんできます。

ただ、問診からすると「肝」なので、肝の治療を優先します。
つまり、先に症状の出ている部位から治めるわけです。
ただ、足裏に現れた現象をそのままにしておくのは良くないです。

例えば、左膝の痛みは、七星鍼法で考えると、「膝関節」は「金=肺、大腸」なので、大腸の治療をしておかないと、すぐに再発するからです。

で、具体的にはどのようにするかと言うと、
まず、腰や肩や膝の痛みを取るために、(最近当院で流行っている)「せんかん鍼」を使います。(^_^;)

この鍼は、腰臀部に1本鍼をするだけで、30秒ぐらいの治療法ですが、それだけで出ている症状は殆ど治めることが出来るからです。
もちろんその方にも使いました。

横になってもらい、せんかん鍼をしてから、

「はい。起きて腰や肩、膝の痛み等を確認してくれませんか」と言うと、サッと起き上がり、肩を上げ下げしたり、腰を触ったり、立ち上がって膝を曲げ伸ばししてから、

「はい。いいです」と言います。

しかし、それだけで治療を終わると、
「たった30秒ほどの治療でですか?」とか、心の中で、「詐欺」と思われる可能性があるので、それはしません。

と言うより、まだ、「心」や「大腸」の治療をしてないので、その治療が必要だからです。
2020/01/22

首が痛い (1/26の臨床実践塾)

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シップ薬の下にテーピングがされています 



業務用冷蔵庫など、重たい機械などを扱う仕事をしている方ですが、
・右首が痛い。
・動かすと痛む。
・朝が一番痛い。
・寝ているときも痛い。
・お腹が張っている。
・右腰も痛い。
と訴えてきました。

写真でわかるように、がっちりとした体格ですので、エネルギー療法などでは歯が立ちません。
そこで、写真のように横になってもらい「せんかん鍼」をしました。
その結果は、ちょっと楽になったようでしたが、強めに曲げるとまだ痛いようです。

この症状は、「お腹の張り」「右腰の痛み」なども含めて考えると、肝からの経筋腱収縮牽引が起こり、第6胸椎の右側に強い凝りが出ているのが原因と思われます。
と言っても、この体格の人だと、触診をしてもわかりません。

つまり、肝臓に異変が起こり、肝臓につながる背中の筋肉に硬直が起こり、首まで牽引しているわけです。
ですから、いくら首(頚椎)を動かしても治りません。

何故なら、七星論で診ると、第6胸椎に肝が配置されているからです。
第6胸椎に凝りが出るのは、そういう理由です。
もちろん、肝臓が整うとその凝りは消えます。

こんな場合は「巨鍼」が著効を示すので、巨鍼を使うことにしました。
右背に巨鍼をしたのですが、巨鍼が済んで首の痛みを確認すると、
「だいぶ楽です。全然違います」と言っていました。

「全然違います」とは、写真でもわかるように、シップ薬の下に、テーピングがされており、整形か接骨院でも治療を受けたことがわかるからです。
ですから、「だいぶ違います」と言ったと思います。

巨鍼での治療は、早々に臓腑まで動かしてくれるのが特徴ですので、この方は、これだけの治療で、時間とともに治まってきますので、これで治療は終了しました。
2020/01/21

冷え性には三温鍼 (1/26の臨床実践塾)

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冷え性の鍼「三温鍼」(さんおんしん)をしているところ 



写真は、三温鍼(冷え性を治す鍼)をしているところですが、今年は暖冬のせいか三温鍼を必要とする方はあまりいません。
これまでで、たったの2人です。

冷えが出ないということは、臓器器官の代謝もいいと考えることが出来ます。
冷えで出やすい人は、足腰の凝りや痛み、心臓からの症状で背中の上部のシンドさ、呼吸器系の異変といろいろあります

そして、それらの症状が出ることによって、「動きたくない」という感情が出てきます。
動かないと、さらに冷えが強くなってきますので、さらに動きたくない心情になります。
そこで、「冷えの原因」について考えるのですが、体温というのは、暖かい血液が、必要な部位に、必要な量だけ運ばれてきた温度です。

つまり、冷える人は、必要としている部位に必要な血液が運ばれていない、ということが言えるわけです。
ですから、血液循環を良くするために運動や入浴が有効になってくるわけです。

そして、血管を広げる飲食物も推奨されます。
近年では、ジンジャーティー(ショウガ茶)などが流行りました。
ショウガは五葷(ごくん)には含まれませんので、淫欲や憤怒は起りませんが、血管は拡張されるようで、一時的には暖かく感じます。
五葷:ニラ、ニンニク、ネギ、ネギ、ラッキョウ、(五葷には入りませんが、私はナマのタマネギも含めています)

ただ、血管が拡張されても、それがずっと続くわけではありません。
ショウガの作用が納まると、さらに冷えてきます。
そして、その作用を継続して利用していると、別の問題が発生してきます。

中国の瀋陽へ行ったときに、鼻頭の毛細血管が広がって、鼻が赤くなっている人が多いので、不思議に思いました。
が、その答えは、ニンニクの食べ過ぎだったようです。
と言うのは、レストランで、何を食べてもニンニクが大量に入れられていたからです。
息は臭いわ、鼻は赤いわで、どんな美人でも色あせてしまいます。

それではどうすればいいかということになりますが、マクロビオティックでは、何十年も前から答を出しています。
食物の陰陽を考えて、体を温める食品を食べるわけです。

「陰陽」と言うと、「古臭い」と言う人もいるかも知れませんが、
【故きを温ねて新しきを知る】(ふるきをたずねて新しきを知る)です。
即ち、【愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ】です。

マクロビオティックで云う「体の温まる食物」を摂っていれば、ひどい冷え性になることはありません。
これまで何人も冷え性の人に、マクロビオティックのやり方を教えて冷え性を治してもらいました。
理論を学び、経験で確信したわけです。
※ 私は正食協会というところでマクロビオティックの講師もしていました

今度の臨床実践塾  では、そのような「食の原理」についても少し話をします。
そうすることが将来のためになると考えているからです。
そんなことを言うと、「食のことなら栄養学がいいのではないか」という意見もあると思いますが、栄養学は、「栄養素の働き」が中心になるので、次々と理論が変わり、すぐに役立たなくなることが多いのです。

例えば、ひと昔前まえ「繊維質は体の約に立たん」なんて言われていました。
しかし、今はどうですか?
「繊維質こそが腸を整える主役である」と言われているのです。

私が栄養学を勉強しているときは、「酵素栄養学」が流行っていました。
しかし、今はどうですか?
「酵素なんて古い栄養学なので‥‥」と言われます。

ですから私は、陰陽を原理に置いたマクロビがいいと考えているのです。
マクロビが全てではありませんが、マクロビは老化現象にも対応できるので、学ぶ人が慢性疾患になった時に役立つのです。

「俺は中医学でやる」なんて言っても、中医学には漢方があり、中医食養もあります。
いや、老人性の疾患に関しては、むしろ漢方のほうが中心になっています。
「自分は歳をとらない」と思っている人も、そのうち「想いだけではどうにもならない」ということを知る破目になります。

その時のために、「食の原理」を解説するわけです。
その食の原理を知った上で、三温鍼を使うのです。