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2019/12/09

「せんかん鍼」もおもしろい(^o^) (12月22日の臨床実践塾準備)

この「診断即治療」は、 gooブログ にも転載しています。




「なんでー? なんで? 何で何で?」 



以下のように訴えて来た方がいました。
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左の仙腸関節が痛い。
昨日は右の仙腸関節が痛かった。
仕事が忙しくて、体が歪んでいる気がする。
側頭部のこめかみが痛い。
上を向くと右肩がピッと張る。
膝を曲げると左膝が痛み、左足を挙げる事が出来ない。
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これらの症状は、ご本人が言うように「体の歪み」です。
問診はスタッフがしてくれるので、私はカルテを見るだけですが、この記載されたカルテを見て、不謹慎ながら「ニッ!」と笑ってしまった。

何故なら、ちょうど開発したばかりの「せんかん鍼」にピッタリの症状だったからです。
それで、
「これ、面白いですよ!」と言いながら、横向けに寝てもらい、せんかん鍼をしました。
せんかん鍼は、1本の鍼で1分もかからない治療法です。

そして、
「はい。起き上がって訴えてきた症状の確認をしてください」と言うと、キョトンとした顔で、私を見るので、

「座ってみて!」と言い、続いて、

「こめかみの痛みは?」と聞くと、こめかみを触りながら首を横に振り、「ない」という表情をしています。

「今度は首を後ろに倒してみて!」と言うと、首を後ろに倒し、

「まだちょっと張っている感じがします。あれ? んん、取れてきましたよ。なんで?」と言います。

「じゃ今度はベッドから降りて、仙腸関節や膝の痛みを確認してみてください」と言うと、ベッドから降りて、両手で両方の仙腸関節辺りを触りながら、腰を前後に曲げたりしながら仙腸関節の痛みを確認し、

「楽になってます」と言うので、続いて、

「では、膝を挙げてみてください」と言うと、痛みのある左膝を挙げ、

「ええーっ! なんで? 何で何で?」と言っていました。

「ふっふっふ、私のニックネームは、Mr.ハリックです。そしてこれがせんかん鍼なのです」と心で思ったのですが、口にはしなかった。(^_^;)
2019/12/08

「せんかん鍼」(仮称)で笑っちゃいました (12月22日の臨床実践塾準備)

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せんかん鍼 



「右膝を曲げると右膝の内側が痛い。動かすとマシになる」という60代の方が来られました。
前回は6月に来られていますので、約半年ぶりの来院です。
前回来られたのは「蕁麻疹」でしたが、その時は1回で治ったそうです。

今回の膝痛は、症状からすると「軽い膝痛」です。
ちょうど「せんかん鍼」で臨床を始めたばかりでしたので、
「せんかん鍼にピッタリやなー」と思いながら、スタッフにも見てもらおうと思い、スタッフを呼んで、せんかん鍼をしました。

脈を診て、脊椎や仙骨を診て、膝裏を診て、
「軽い膝痛なのですぐ治りますよ」と声をかけてから、横向けに寝てもらい、せんかん鍼をしました。
殆ど即刺即抜のような早さなので、刺鍼から抜鍼まで1分もかかりません。

そして、
「はい。起きて膝を確認してみてください」と言うと、

「何もしないんですか?」と聞いてきました。

「いや、今、鍼をしたのですが……」と言うと、

「そうですか?」と、不服そうな顔をしていました。

私とスタッフは顔を見合わせて、ちょっと笑いました。
鍼を1本するだけなので、そう思われても仕方がありません。
この方の前にも、刺鍼を感じてないような方いましたので、「ま、いいか」とスルーしました。

それから再び膝痛の確認の為に、膝裏を探り、
「あ、痛みは消えたようですよ。確認してみてください」と言うと、先ほど痛いと言っていた膝内側を押したりしてから、

「痛くないです。よかったわー! 歩けなくなったらどうしようと思っていたのです。良かったわー」と喜んでいました。

この「せんかん鍼」の特徴は、横向けになったまま刺鍼する事です。
七星鍼法では、常に患者さんが安定した姿勢で鍼をするのが基本ですが、この「せんかん鍼」は、横向けでないと効かないのです。

そこに治療効果のポイントがあるのですが、鍼をする側(術者)も、鍼を横に向けて打つので、術者の姿勢は安定させにくいものです。
ま、まだ始めたばかりなので、こちらが「まだ慣れてない」という点もあるかも知れませんが、そんな感じで臨床を進めています。

足関三穴や回旋鍼を開発してから、ほとんどがその二つのテクニックで解決できたので、何か月も新しいアイデアが出ず、新しい治療法が出てきませんでしたが、やっと「かいせん鍼」(仮称)という、テクニックが出てきました。

この鍼の利点は、現在のところ、
① 鍼は1本の鍼で1穴だけを使う
② 即刺即抜で治療が終わる
③ 肩から背中、腰、股関節、膝、足関節と治療範囲が広い

というところでしょうか。
しかし今後はもっともっと利点が出て来ると思います。
2019/12/07

右腕を挙げると肩が痛い:仮称・せんかん鍼 (12/22の臨床実践塾準備)

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ビフォー       アフター



赤いマジックがビフォー、青いマジックがアフター



「足関三穴」と「回旋鍼」を開発してから、やるのがなくなったような感じになり、新しいアイデアも出てきませんでしたが、先日ふと思うことがあり、「これはいけるかもしれない」と思い、早速やってみることにしました。

最初はスタッフでテストをしたのですが、その時は鍼の代わりに指を使いました。
上手くいったので、
「悪いけど鍼を使わせてくれない?」と頼み、鍼を使うことにしました。
使う鍼はたった1本です。

結果は、
「やったー!!!」という感じでした。

昨日も、対象となる方々に使ってみたのですが、上手くいきました。

上の写真は、
「右肩が痛い!」という方です。
試しに腕を上げてもらうと、ビフォー写真のように、上手く挙がりません。

そこで、「せんかん鍼」(仮称)をしてから、再度右腕を挙げてもらうと、アフター写真のように腕が挙がり、ご本人は、

「おおー、おー、おお」と声を叫んでいました。(^o^)

治療の前に、脊椎の棘突起に水性マジック(赤色)で印をつけてありましたので、鍼の後にもう一度、青色の水性マジックで色を塗ってみました。
ビックリです。

上の写真で見てもわかるように、これだけのズレがあったのです。
一応の治療が済んでから、ご本人がベッドから降りて、肩を挙げたり、腰を回したり、足を挙げたりしていましたが、やがて笑いながら、

「どうなったんですか?」と聞いていました。

どうもこうもないので、
「面白いでしょう・(笑)」と言って治療を終了しました。
2019/12/02

魚の目やタコに対する西洋医学と東洋医学の考え方(12/22の臨床実践塾準備)

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写真① 魚の目とタコ 




写真② 足裏への七星配置 



写真①は、右足にタコが、左足に魚の目ができた方の足裏です。
右足のタコは中心に芯のようなものがありますので、正確には「魚の目とタコ」になります。

魚の目はお灸で取れますが、タコは取れません。
魚の目やタコに対して、現代医学では、靴が原因とか、姿勢が悪いとか、慢性的な刺激、ウイルス感染等が原因と考えているようです。

確かに「ペンだこ」のように、継続的に刺激を与えるとタコはできてきますので、それを否定するわけではないのですが、それだけの問題ではないように思われます。
何故なら、そんなに刺激を与えない指の甲などにもタコができるからです。

そして、そのタコのできるところは、その人の臓腑の盛衰によって部位が決まってくるのです。
多くが、第二趾の根本付近にできるのですが、第五趾の付け根付近にできた人も多いです。
もちろん、その他の趾の付け根付近や、足や趾のカドの辺りにもできます。

これを七星論で診ますと、第二趾が心で、第五趾が腎・膀胱になります。
魚の目はお灸をするとポロッと取れてきますが、タコはそうはいきません。
タコは、臓腑が整わないと治らないからです。

昔から薬局では、「イボコロリ」とか「スピール膏」とか、魚の目やタコの治療薬が売られていますが、それで治らない人も多いようです。
そのような場合は、写真②に照らし合わせて、臓腑の治療をすることをお勧め致します。

上の写真の方なら、心の治療と、両足ともにお灸をするのが有効です。
お灸は、患者さんが熱さを感じるまでお灸をします。
皮が分厚くなっていますので、なかなか熱くなりませんが、sの付近の組織が熱くなると、患者さんも熱さを感じるようになりますので、遠慮なくお灸をします。

お灸ですので、患者さん自身でもできますので、自宅でもやってもらったらいいと思います。
1週間に1回程度でいいです。
ただし、この方の場合、右足裏へのお灸だけでは治りませんので、心を整える鍼灸治療も行います。
2019/12/02

足の外側部が痛い:心臓と膀胱経 (12/22の臨床実践塾準備)

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写真① 足の外側が痛い 




写真① 合陽:膀胱査穴 



写真①のように、
「脚の外側が痛い」という方が来られました。
この部位は経絡で考えると膀胱経になります。
しかし、脈診では膀胱の異変は感じられません。

一瞬悩んだのですが、心に異変があったので、「なるほど!」と思い、膀胱査穴を使う事にしました。
膀胱査穴とは、写真②にある「合陽」と同じ部位になります。

そこは、膝窩中央部の「委中」というツボの真下にあり、足の太陽膀胱経の二つの支脈が交わる所です。
ツボの主治・効能としては、「下腿の知覚・運動障害」に効果があるとされております。

普段、膀胱査穴を使う事はあまりないのですが、人体惑星試論での「対応経絡」から考えて、膀胱査穴を使った方がいいと思ったのです。
対応経絡とは、水⇔火の関係の事で、五行論では「水剋火」となっています。
つまり、水が火を剋する(負かす)というわけです。

しかし、臨床をしていますと、それは現実的ではありません。
理由は、水(腎・膀胱)が虚すると、火(心・小腸)も弱化し、水に元気が出ると火も元気になってくるからです。
ですから臨床では、火を補するのに水を使ったりするのです。

ちょっと難しくなってきましたが、腎臓を患っている人は、心臓にも異変が出ている事を考えるとわかりやすいかと思います。
同様に、心臓に異変を感じている人は、腎臓裏の腰にも何らかの症状が出ている事を考えればわかると思います。

そのような理由で「膀胱査穴」を使ったわけです。
で、肝腎の「足の外側の痛み」はどうなったかというと、

「どうですか足の外側の痛みは?」と聞くと、足を触り、

「ぜんぜん」(痛くないという意味)と言います。

「ほんとに大丈夫ですか」と再確認したら、

「はい」と言っておりましたので、治療を終了しました。

※ 時々難しい理論が出てくるので、今後はちょっと難しい理論的な事を書くときは、プロ会員のページを作って、そこで解説していこうと考えています。